ミステリーツアーという、行き先のわからないツアーをやっております。
なんですか、それは?と思われるかもしれません。
はい、集合場所と時間と宿泊先だけ決まっていて、あとはほぼノープランなものです。
ですから、全てが決まっていて予定通りにならないと不愉快な方には全く向きません。ご自分の起こって欲しいことのみを受け入れたい方には1番不向きなものでしょう。
起こることを信じるということ
このミステリーツアーは2016年の1月淡路ツアーから始まりました。もともとは昨年やっておりました、あるプログラムの企画旅行ということでその受講生達といく、というものでした。
ここでこのツアーをやるときに、どんなことに留意したらもっとこのツアーが参加者の方々にとって有意義になるのか…ということをわたくしのハイヤーセルフに上林先生から尋ねて頂きました。
この時に言われたことが「自分が楽しむこと」そして「何もしないこと」と言われたのですよね。たとえ話がイカしていて、同じ車に乗った人たちは見ているものが違うから、あれこれ説明したり、こっちを見ろというのではなく、あなたがやるのはただ、窓の大きい車を用意するだけだ、とのこと。
なるほど、と思いました。
それまでわたくしも一応、みんなが楽しんでくれるように…とか、もっとこうしたらいいかしら…とか、色んな場合を想定して…とか考えようとしておりました。
が、そうした至れり尽くせりの旅ではなく、個々人が自分の責任で自分を自由に楽しませることができる、そういう関わり方をわたくしは望んでいて、そういうことができる大人の仲間と一緒に時間を過ごしたい、と思っていたことを思い出しました。
しかしながら、それはある意味挑戦でした。
だって、そんなことでいいんだろうか?とやはり、不安でしたから…。
でも、淡路の旅はわたくしが色々やること、教えることも含めて全て手放して、起こることをまるっと受け入れようと考えました。全部、楽しもう…と。
ですから、行き先は大体の候補は決めてあっても、そこで何をするとかは一切決めないで時を過ごす、ということをしていきました。
ところが、この一見何もしてない手抜きのようなツアーがそれはそれは参加者全員が子供のように楽しみ、心から遊び、ワクワクして「あー、気持ちいい」「わー、綺麗だ」と思い思いの時間を過ごすことによって、思っていた以上のものを得て帰られたのです。
以前から講座などでも、あまり「こうなって欲しい」と必要以上に思わない、ということを意識しておりましたが、その旅で必要なことは起こることは最高が起こると信じて、全てを手放す、という感覚なのだ…ということに気づかされました。
そこからです、このミステリーツアーが始まったのは…
自分の楽しいを最優先する
回を重ねるごとにどうするとその人に今一番必要なことが起こるのか…ということをわたくしなりに検証しながら、わたくしの意図のかけ方と起こること、その後の皆様のご様子を拝見していて思ったのは…
一番、スムーズかつ効果的に皆さんが意図することが起こるためにはわたくしが参加者のご機嫌を伺ったり、こうしたら喜ばれるかしらとか、こうしたほうがいいかも…ということを考えるよりも、わたくし自身がどちらが楽しいかを純粋に追求できるかどうか、にかかってくるのだ、ということがわかったのです。
こういいますと、非常に短絡的な方はご自分のエゴで行きたいところに連れていき、自分が楽しめることをすればいいのね、とお考えになられるかもしれませんが、そういうことではないのです。まずもって前提は自分が楽しむのは当たり前ですが、それにより皆さんも楽しめる前提。そして、それを信頼する、ということなのです。
だから、行き先の候補は出しても最終的には全員にとって最もよいところを決めよう、とラバルカというツールを使って決めていきます。これはハイヤーセルフとか他の存在とのコミュニケーションツールだと思っていますが、ここで言われたことを信頼して、選択するということを面白がってやってみる、ということをわたくしは採用しています。
宗教でもオカルトでも何でもないですが、そのシンクロニシティを楽しむ、ということをわたくしはただ、最優先しようとしているだけなのですね。だって、面白いから。
他の人は知りませんが、わたくしはそうやって目的地を決めることが楽しいからやっている。地道に色んなものをプラン通りにするのが好きな方はそうやって、そういうことが好きな人たちを集めたらいい。
わたくしは全く違うので、そういうプランのない旅に一番の自由と豊かさを感じるからそれを選択しているわけです。そして、この流れを信じる、ということを選択しているのですね。わたくしが楽しい、と感じているから皆さんも楽しいと感じてくれて、何も決めてないというところから、持ち帰るものも何でもいい、ということで予想以上の大きなものも持って帰って頂ける。
これが最大限の効果を生んでいるのです。
遊びながらステージを上げる
このツアーの一番の目的はここにあります。「遊びながらステージを上げる」
それは旅の時間の中で様々なものを見たり、聞いたり、味わったり、触ったり、していく中で、また参加者の方々との語らいの中で今一番必要なものがもたらされて、一つ大きくなっていくというもの。
それぞれのツアーには個別のテーマがあったりもします。
その時間の中で考えてみて欲しいことをツアーが始まるときに投げかけておきます。そして、各自がツアーを終えて帰るときなどにその投げかけを振り返ってみて、答えを見つけていたり、まだぼんやりしていたり…。
それもその人に一番いいタイミングで答えはでると考えております。だから、それも答えが出ても出なくてもいい。ただ、それは起こる、ということを信頼しています。
自分の中に答えはあるのです。
だから、自問自答していただきたい。人に教えたがる人もいる。わたくしもそれは違う、あなたはこうだと言ってしまうこともあるのですが、それでは人はいつも聞きにきてしまうので、敢えてあまりそういうことは言わないようにしております。
しかしながら、語らいの中で人の目からみた自分や本当に感じていたのは何か、ということや様々なことを人の目や口を通じて知る事は大切なことだとは思っています。そのバランスを見ているのですがね…。
まあ、そんなことでこのミステリーツアーは参加する人をとても選ぶツアーだと思います。自分自身で自分を楽しませる、ということができない人、つまりやってもらうことに慣れている人には不満の多いものでしょう。しかし、先が何が起こるかわからないことを面白がれる人たちにはとても刺激的でインスパイヤーされる旅になるでしょう。
解散時間も時には前後します。臨機応変に対応しないとならないので…
時間も含めて、余裕がある人でないと難しいのかなぁ。
わたくし自身はそんな分刻みの旅をしたことがほとんどないので、そういうことをされることが物凄くストレスなんですよね。まあ、だから時間もわりとざっくりで、行った先で思いの外時間がかかったり、ゆっくりしたり、意外な展開になったりして、予定が大幅に狂うこともあります。それに対応して臨機応変に予定を変える。
それがわたくしのスタイルであり、一番ストレスが少ないやり方なのだな…と思うわけです。(その方がストレスだという方も多いでしょうがね笑)
素晴らしい空間の中、時を忘れてゆっくりする時、なるべくその感覚を最優先したい。ここは15分で次だから、というような計画をすることはわたくしにとってはストレスなのですね。
まあ、そんなことで主催のわたくしが一番ストレスのない状態が一番楽しめ、参加される皆さんも良い状態でいられる、ということです。
(そういうことがストレスな方には向きませんのでオススメ致しません)
機会があれば、こういう旅がお好きな方、ご一緒しましょう。
いまのところ、一般募集はまだしておりませんが…
また日帰りのツアーから募集するかもしれません。
また、こういう感覚、色々やりすぎないで起こることを信じて手放す、ということ、意識してみるといいですよ。
今回の奈良・和歌山ツアーは…
今回の奈良・和歌山ツアーをダイジェストでご紹介。最初から思いつきで丹生都比売神社に寄ってもらい、まさかの御祈祷までして頂き、ゆっくりしすぎて高野山スルー(笑)この神社は空海が高野山開くときにまずご挨拶したこの辺りの神様。
御祈祷は思いつきでしたのですが、始まった途端あり得ない咳き込みで、それまで体調悪くなってた原因を吐き出した感がありました。一杯吸い込んでいたんでね、内臓出るかという咳き込みでしたもの。カラダは震えてくるしね。
咳き込み前は皆さんから「今日ちっさっ!」と言われていたわたくしも普通サイズに戻ることができました。いや、本当にエコモードというか最小限のエネルギーで生きていましたから。小さくなっていたようです。
わたくしがあまりに激しかったのですが、皆さん何らかの面白体験なさっていたようでした。その後の宮司さんのお話も面白く、ついつい長居しましたね。一体何の集まりですか?と不思議がられてましたが、確かに島根、愛知、東京、埼玉、大阪と各地から年代も様々な人達でしたものね。
続く目的地は空海が高野山開く時にまず最初にお祀りした神社。高野山のメインストリートを素通りです。山奥の神社、数年前に行った時より世界遺産効果でめちゃ綺麗になっていてビックリ致しました。
あっという間に霧に包まれ、あんなに晴れていたのに別世界。冥界?な感じ満載でした。そう言えば数年前に手術した二週間後に来た時も、空海とのチャンネルが繋がるからと言われていた旅でしたね。
萌える夕陽を見ながら、本当は雨予定だったのに…と思いつつ、温泉へ。本当湯治になりました。パワーのあるお湯だったので、夕食後は気を失った方も…
翌日もまさかの京都行きになったので、朝食を早め、飛鳥も一か所、このお寺のみ。ここは龍を閉じ込めたと言われる池があったので来ましたよ。
やっぱり、ゆっくり過ごしたので京都に向かって昼も取らず爆走。まさか、京都に行くことになるとは!ここも空海が開いたところ。案の定、気持ちの良さにゆっくりと時間を過ごしたので、解散時間ギリギリ、新大阪まで戻らず、京都解散となりました。
そんなミステリーツアー、起こることを心から信じ、悩むことや画策することを手放し、もっと大いなるものへ委ねる、ということへのわたくし自身の挑戦の場となっているのです。回を重ねる程にミステリー度が増してると言われてますが、それはわたくしの手放し度だと思います。
ご一緒してくださった皆様、ありがとうございます。
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