鼻がきく、という言い方がありますが、情報を鼻で取るタイプの人間が世の中にはいるそうです。
かく言うわたくしもそのタイプ。情報は眼や耳からよりも鼻や肺で取ることが主であるとのこと。
へーー、そんなものですかね?
確かに何か怪しげなものに対しては「胡散臭い」、しみったれた方には「貧乏臭い」などと言うものですよね。
ある時、京都の吉田神社の裏山で友人たちと食事をしようとある店を探していました時に「匂い嗅いでる(笑)」と笑われましたが、わたくしは無意識に空気をクンクンして、「こっちだわ」と歩いて行くのだそうです。
ええ、無事に目的地へとたどり着きました。
人からも「本当に美味しいお店を嗅ぎ分けますよね」と言われますが、一体自分は何を嗅ぎ分けているのかしら?
今回はわたくしの美味しい店を見分けるポイントについて書いてみましょう。
…と書きましたが、何でしょう、ポイント?
綺麗なお洒落なお店だから良いってわけでもなく、人がはいってれば良いわけでもなく、だからって古かったり、ちょっとレトロな感じだから良いわけでもなく…
一言で言えば、「美味しそうな匂い」でしょうか。ええ、やはり香りなのですね。
実際の料理の香りの場合もありますが、その店から漂ってくる気配ともいいましょうか、目に見えない何かがアンテナに引っかかるのです。
「ん?この店気になる?」
もっと申しますと、美味しくない店は既に存在がなかったことになってますことが少なくございません。
よく「この前、商店街のどこどこにある店に入ったのですが、イマイチでした」という話をお聞きするたび、「そんな所ありました?」という自分。
既に意識にも引っかかってもいないようです。
反対に美味しいお店は何か存在感があるというか、何かを発しているのですよね。だから気になる。あそこは何だろう?と気になる。
そして、ある時その誘惑に耐えられず、フラフラとその店に引き込まれてしまうのです。
誘惑がありますと、わたくしの場合コアポイントと呼んでいるセンサーが激しく反応するのですね。
これは実際の店を見たとき以外でも、ネット、例えば食べログなどを見た場合にも起こります。
ミステリーツアーで泊まる場所やお昼に行く場所をネットで探すとき、バーっとみて「ん?気になる」という感覚を大事にします。
そして、それを見たときにコアポイントに違和感がなければ、ここでよし、という決断をしているのです。
見た時に、そこの店に行って食べたイメージを瞬間的にしてるように思います。そして、大丈夫、あらダメだわ、とかね。
ちなみに今回初めて取り寄せた岩牡蠣ですが、なかなか美味しく味に煩い方にも大好評でした。
これも見た時に「あ、これは大丈夫そう」と感じてオーダーしたのですよね。
ちなみにこの牡蠣のお店はこちら。
http://benkeimaru.com/index.html
結局、自分の感覚をどれだけ信じられるか、というところになるのでしょうか。日頃から自分の感覚はどう言ってる?と感じて見て、それを選んで見て検証してみるということも大切です。
ところで、感覚を鍛えるために日頃、香りを気にしてみるというのもトレーニングになりますよ。五感を鍛えるのに嗅覚を意識するのがポイントなのです。
何気に食べているもの、飲み物、行った場所の香り、気づくように意識してみてくださいね。
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