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妄想に絡めとられる

あなたは不安症なほうでしょうか。

いえ、言葉を変えましょうか。

 

あなたは妄想癖があるほうでしょうか?

人が一番苦しむのは
誰かが何かを言ったことややったこと、
それに悩むことではなく

 

その先に「こうなるかもしれない」
「本当はこうなのかもしれない」
「こうなったらどうしよう?」

という自分の妄想に絡めとられる時でしょう。

 

 

仕事や人間関係でもこの妄想に陥りますが、
一番難儀なのは愛が絡んだときの妄想。
この妄想が明るいほうへと動けば
みなさん、恋が始まった頃の
フワッとした美しさがでるのでしょう。

 

しかし、恋もフェーズが進んで参りますと
ありとあらゆる妄想が始まります。
相手の一挙一動でその裏の妄想が始まり、
気分が上がったら、下がったり…

一番酷いのは起こってもいないことを
「こうなのではないだろうか」
「いや、きっとそうだ!」と
自作自演の一人劇場で勝手に苦しんで
勝手に自滅していくこと。

かくいう、わたくしも昔はそんなこともありました。
今のように携帯が便利でなかった頃、
メール機能はなかったので電話。
その電話がかかってこない。

誰かとデートでもしているのかも…

そう不安がよぎりますと
様々な妄想がスタートします。
「あの時に話していたあの女性のこと、
本当は特別なものがあったのかも…」

などと全く関係ないことも
頭の中で結びつけて怒りが湧いてきます。

妄想はさらに続きます。

 

「先日、珍しく青いネクタイをしていたわ。
あの日がきっとデートだったに違いない」

いえ、たまたまですから…

そして、思うのです。
君とはもう、つきあってられないよ、
と彼が言ってくる場面を
リアルに言葉一つ一つ、
表情さえもハッキリと

もちろん、臨場感つきで!

別れの場面をイメージするのです。

 

…これが宇宙に対しての
正しいオーダーの仕方です。(苦笑)

 

ええ、臨場感たっぷりにそれが
現実化したときのことをイメージする。

 

これ、やっている方多くないですか?

 

「私を捨てるの?」と
下から見上げるような恨めしい目をして
見られる女のところより、
来たらハートの目で抱きついてくる女性のほうへ
わたくしが男でもいきたくなります。

 

つまり、そうなって宇宙のオーダーは
叶っていくのです。
この事実とは何も関係ない妄想に
囚われて、自作自演の一人劇場で
不幸のヒロインになって
実際に不幸になっている方々を
沢山お見かけします。

 

わたくしは、ただ気がついていました。

それは全て自分の妄想が作り出した
不安の幻想であることを。

 

だから、その時に強く、強く願ったのです。

 

神様、この荒れ狂う感情をコントロールし、
人生のコントロールボタンを自分の手に
取り戻させてください」と

それまでのわたくしは人生のコントロールボタンを

他人に預けていました。

 

そして、他人(彼)の一挙一動で
感情が上がったり下がったり…。
他の人の評価で落ちたり、凹んだり…

そんな自分を恐ろしく軽蔑し
どうにかしたい、と思っていたのです。

 

相当にもがきました。
何年も何年も妄想に苦しんできました。
そして、最後にはとんでもない人間を
引き寄せて、髪の毛は真っ白、
魂が枯れるというのはこういうことか…
と思うほどにオーラがなくなり、
やっと認めたのです。

 

自分が本当にいけてない人間だ、ということを。




そこからです。
やっと自分の現状を直視し、
じゃあ、どうする?と自分に問うように
なっていきました。

自分の感情をコントロールする、
というか
ご機嫌な感情になるように
自分で選択できるのだ、ということを
知っていきました。

 

自分の感情を選択し、ご機嫌にだいたい
持っていけるようになっていた頃、
主人と出会ったのですね。

 

確かにわたくしは変わってました。
10年近くをかけて
そんな自分で作った妄想に落ちいって
自分で自分の首を絞めることは
なくなっておりました。

 

そんな時に最大のお試しが来たのです。
ちょっとブログでは書けませんので
いつか実際にお目にかかったときにでも
お話するかもしれませんが…

 

その時に一瞬、昔のように
怒りと不安、これからまたこんな目に合うのか、
という妄想に取り付かれて
感情に任せた言動を発する前に
この質問を自分にしたのです。

本当はどうなっていたい?

そして、怒りの気持ちが
さっきよりましになり、
本当にしたいことがハッキリしたとき、

 

今までとは全く違う選択をしている
自分がそこにはありました。

そこから運命が変わったのを
ハッキリと肌感覚で捉えています。

ああ、運命が変わった…

と、その時に思ったのです。

 

これらの体験・経験を基に
自分の感情をコントロールし、
人生の主導権は自分にあることを
思い出す
人生バラ色にするダイアリー」を
考案しました。

 

いえ、その前の
惹き寄せ思考習慣術」というものですね。
ここでお伝えしていたことを
習慣にさせるために考案したのが
このダイアリーなのです。

 

そう思うと、その昔の自分の不安に
絡めとられれていた時代も
わたくしには必要だったのですよね。
そうでなければ、
自分の感情をコントロールして
人生のコントロールボタンを
自分の手に取り戻したい、なんて
考えもしてなかったでしょう。

 

今のわたくしは月の半分は家に
おりませんが、主人のことは
全く心配しておりません。

食事の後に一人でバーに飲みに
行きますが、それについて何かを
言ったり、やめてなど言ったことも
ございませんし、
やめて欲しいと思ったことも
ございません。

 

人って変われるのですよ。

 

でもね、昔の自分を見ていて思うのは
相手を束縛しているようで
その実、一番縛っていたのは
自分自身のことだったと感じます。

 

本当は自由でいることが大切なのに
彼を縛るという名目で
本当にそこに縛り付けていたのは
自分自身だったのだ、と今は思います。

先日、SUTEMATSUカレッジの中で
ダイアリーを付けての振り返りを
いたしましたところ、

ある方が
「何か一つの些細な失敗をしたら
妄想が膨らんで、社長が記者会見を開き
謝罪しているのを想像する」とおっしゃってました。

 

自分でもバカな妄想だと思うが
やめられない、というのです。

 

笑いますでしょ?

 

でも、多かれ少なかれ、こんなことを
みなさまはやっていらっしゃるのですよ。

 

この妄想癖の方もダイアリーをつけていて
少し、そうしたところから
脱却できてきた、とおっしゃる。

 

が、この妄想癖をポジティブな方向へ
持っていくことができたなら
それが実現していくのですから…。
最強な武器になるのです。

 

妄想も使いようなのですよ。

香りの魔法を使いませんか

ポジティブの落とし穴

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