講師の方々のミーティングでした。
受講されている皆様のことを考える
先生方のお話、真摯な態度、
ああ、本当に皆さまが
余さずこれを受け取って
ご自分のものとされたら…と
思いました。
皆さまのご意見はほぼ一致していて
教えたこと、伝えたことが
日常に落とし込まれてない…
という感じがする、ということです。
例えば
最近はスマホで写真をバシバシ
撮るのはどうかと思います…と
お話があった直後に
一言の断りもなく
先生がお書きになったものを
撮影されていた方も
いらっしゃいましたよね。
なんていうのかしら。
聞いたことは
「確かにそうだ、気をつけないと」と
思われたと思うのですが
自分の日常のことに
これもそれも、そうなんだ、
という繋がりがわからないというか…
お伝えしたことが
全然、意識されてないのですよ。
例えば、1つの例が出たら
それだけ、気をつける
あとは今までと同じ。
それじゃあ、変わらないのですよね。
SUTENATSUカレッジは
何をするところなのか…
ここを先生方も思いを新たに
もう一度立ち還りました。
色々な理念はありますが
一番ベースにあるのは
当たり前のことを
当たり前にできる女性になる
なのです。
昔はそういうことをいちいち
言ってくださる方々がいらっしゃいました。
そうした諸先輩をみて
お母様、お祖母様をみて
こうしないと…というものを
継承してまいりましたが
今はそれがなされておらず、
そういうことが言える方は
絶滅寸前のトキ状態です。
どこの国にいっても
どこに出ても
どのレベルの方とおつきあいしても
恥ずかしくない自分である。
今のままでは
知識の上滑りのままです。
それがどういうことなのか
これは細かいことを言わないと
わからないのだ、という結論に
達しました。
もちろん、今までの授業の中で
受け取り、それを日々実践されている方も
いらっしゃいます。
それでも
ここまでの状態を拝見していて
これは、どういうことを
言っているのかということを
お伝えしないとならないのか、と
認識を新たにしました。
実は美の読本、にありますような
酒井先生のお考えになる
美しい所作、行為について
書き出してもらっていたのですが
ここまでの細かいことを
お伝えするのはどうかしら…と
お渡しするのを控えておりました。
今の人たちが忘れている
色々な大切なことを思い出し、
昔の日本女性が持っていた
大らかさやたおやかさ、
しなやかさを取り戻し、
当たり前のことが当たり前にできる
女性になる…ということ
何か凄いことを学んだり
できるようになることが
そうした女性になることでは
ないのです。
何度も申しますが
全ては日常の中にあるのです。
新しい知識をただ入れるだけでなく
過去、身についてしまった
出来てないという習慣を
変えていくことなのです。
ベースの日常を変えることなのです。
だから…
相当に意識しないと変わらない、と
申し上げました。
でも、こんなことが聞ける場所は
本当にないと思います。
これからは酒井先生が美しいと思われる
自分の日常に落とし込めたら
どこに出ても恥ずかしくない
そんな女性になっていくでしょう。
わたくし自身もまだまだです。
日々、勉強です。
聞いたことを実践する毎日です。
お若い方はこれからの自分に
お嬢様がおられる方は
ご自分とお嬢様のために
年代の上の方々も
実践していく自分であることで
周りの方々へ影響していくために
自分を変えることで
周りの方々にも思い出していただく。
そういうことが大事だった、
ということを…
そんな存在になれたら嬉しいですよね。
一緒に精進していきましょう。
そして、酒井先生がこちらに書かれてますように
SUTEMATSUカレッジにはゴールがございません。
http://ameblo.jp/with-b/entry-12185441154.html
ゴールはそれぞれの受講生に委ねられています。
つまり、これに出れば
全員がこうなる、というものではございません。
こうあって欲しいというこちらの1本の想いは
確実にございます。
が、それを全員に「やりなさい」と
厳しく見張ってやさせることはない、ということ。
つまり、やる方はやる、
やらない方は何を言ってもおやりにならない
受け取る側の器の度合いにも
よると思いますので
今すぐに反応できる方もいらっしゃれば
できない、何年かしてから
ああ、このことだったのか、と
お気づきになられる方もいらっしゃるでしょう。
それでいいと思っております。
つまり、出れば何かが得られる、
というものではなく
ご自身の主体的に関わる姿勢に
委ねられている、ということ。
とてもシビアな学校なのです。
こんなことを言ってくれるところは
他にないと思います。
この年になって
恥をかき、自分を省み、
磨きをかけようと思える場と
仲間がいるところなんて…
今後も楽しみです。
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