Ideacube

No10は「自由」

このシリーズはENMAカードという
言葉のカードを引いて出てきた言葉で
思い出すエピソードについて
コラムを書いています

 

私が魂のレベルで一番大切に
していることが「自由」なのだそうです。

これはあるコンサルの方に
変性意識の状態になったときに
自分の中から出てきたことを元に
分析していただいた結果
そうだということがわかったのです。

先日ね、高校の同級生のお通夜で
同級生が集まったのですが…
その時にまあ、昔話になりますよね。

私たちの先生というのは
当時、20歳代の言ってみれば
若造だったのですね。

でも、皆さん情熱があったのだと
思います。

私は三年間寮に入っていましたし、
海外生活の長い人たちも
結構いらっしゃいました。

その中で今は懐かしく思うのですが
寮生活に入る前に必ず読まさせられる
「自由と規律」という本がありました。

当時は適当に読んでいて、内容も
忘れてしまってましたが
再度、読み直して感銘をうけました。
その話はまた、別の機会に…

そして、あの高校時代に思うのは
先生たちはいつも
「お前たちはこうだろう！」と
言ってきて
それに対して「それは違う！」と
いうようなことを話し合う、
反論しあう、ということを
結構していたように思います。

この日も言っていたけど
「あれ、わざとだったのかな」って。

だとしたら凄いことだな。

おまえたちはこうだ、こうしろ、
というのを「それはおかしい！」と
反論するということをしてきましたが

この言論の自由、ということは
本当に大切なことだと思うのです。

違う、と思うことを
きちんと表現していくこと。

高校の先生の中で現国の先生が
とても個性的で生徒からも
人望の厚い方でした。

この先生の担任だったクラスは
だから、集まりも多かったように
思います。

しかしながら、私は当時から
この先生の授業が大嫌いでした。

形象読み、という特殊な文章の
紐解き方をしていくのです。

ある意味、面白いやり方ではあるのですが
「ここはこういうことを意味するんだ！」と
断言する、その先生に対して
殺意にも似た怒りを私はいつも
感じていました。

「そんな決まりなんてない！
人にはそれぞれの感じ方があり、
それは自由だ！」

という思いが常に私にはありました。

…というと、
当時の同級生たちは
あんまり、そういう思いを抱かずに
素直にやっていたと言ってましたけどね。

まあ、こんなところでも
自分が素直に取り組めない、という
そういう質があったんだな、と
思いましたが・・・

ただ、当時を振り返っても
自分って面白いな、と思ったのは
その先生の授業のやり方は
怒りを感じるほどに大嫌いだったのですが

その先生のことは嫌いでもなんでもなく
むしろ、好きな先生でした。

そのやり方は同意できないけれど
それとその人の人間性は違う、と
どこかで思っていたんですかね。

多くの人はその人の何かが嫌いになると
その人ごと嫌いになったりするでしょ。

でも、それにも嫌いな部分＜好きな部分
なんだろうけれどもね。

やはり、自分の中では
この「選択の自由」が奪われる状況が
何よりも苦しい、というところがわかりました。

この「自由」というのは
人によって感覚が全然違うものでも
あるように思います。

人によっては「すべて自由にやっていいよ」と
言われてしまったら、ものすごく「不自由」に
なってしまう人もいます。

また、ある程度の枠の中で
自分勝手にできて
やったことの責任はとらず、
誰かが助けてくれる、
それが「自由」だと勘違いしている
人も多いように思うのよね。

「自由」であるためには
自分自身で責任を取る、という
意識もセットで付いてきて
初めて、「大人としての自由」を
生きれるのだと思います。

子供のような無邪気さとか
自由さとか、大切にしたい部分も
あるわけですが

この自由に対して起こることに
対する責任や義務、
ここを持たずして、ただ自分の
自由を求めるのは
子供以下、だということです。
（だって、いい年して可愛げもないでしょ）

それは、いつもの生活の中で
自分が選んだことで
この人生は作られている、という
その感覚を本当に持っているか、
どうか、なんだと思います。

自由＝ワクワク、キラキラ、ひらひら

な感じだけではないんですよね。

だから、思ったとおりにしたい、
この仕事をしたい、
こんなことを実現したい、と
思いながら

ご家族に反対されている、とか
何か一つの壁のようなものが
あったときに

それを説得する、とか
どうにかするための行動を起こすとか、

何かしら、好きなことをするために
したほうがいいことを
していく、という姿勢が大事なんです。

これをなくして、ただ
やりたいことをする、は
「大人としての自由」ではないのです。

アナタのやりたいことはなんでしょう？
それを実現していくために
今、やったほうがいいことはなんでしょう＿

 

 

—–