こんにちは、林ゆう子です。
わたくしはその昔、毎日のように思っていたことがありました。
それは自分の人生のコントロールボタンを自分の手に取り戻して、自分の人生を自分で創りたいということでした。
こんなことを思うようになったきっかけについて、今回は書かせて頂きたいと思います。
わたくし、元来超ネガティブ思考の持ち主でした。考えられる最悪のことを考えておいて、そうならなかったから良かった、と思うたちだったのです。自分に起きる出来事は人のせい、環境のせい、自分以外の何かのせいでした。
毎日イライラしていて、眉間の皺は深くいつも怒っていたと思います。20代30代はそんな思考で生きていましたよ。
当時付き合っていた彼と些細なことで喧嘩をした時です。
わたくしが言い放った言葉を捉えて、彼が言ったのです。「確かに悪いのは俺だけど、言い方ってあるでしょ?」「例えば、こうしてくれたほうが嬉しかったなとかも言えるでしょ」と言われて、当時のわたくしは「は?あなたが悪いのに言い方の意味がわからないんですが?」という状態。何を言っているのかさっぱり、わかりませんでした。
そんなわたくしに衝撃だった言葉。「あのね、世の中の半分くらいの人はそういう言い方ができるんだよ」と言われたのですよ。本当に世の中がひっくり返るほど驚いたのですよ。え?何それ?どういうこと?じゃあ、私はそのできない半分ってことなの?…ということですよ。
この日からわたくしの苦闘が始まりました。
自分のネガティブに目がいく思考パターンを変え、自分のフォーカスを変えていくということを徹底的にしていったのですよ。その当時のわたくしの望みはもちろん、その彼と一緒にいたい、ということでしたが、それとともに自分の感情の浮き沈み、彼の言動に一喜一憂する自分が本当にいやで自分の感情をコントロールしたいと心の底から望んでいました。
もう、こんな状態ですよ。ちょっと先は霧の中、出口の見えないトンネルに入っているような状況でした。苦しくて、苦しくて…。ちっともポジティブな考え方なんてできなくて。考える最悪のことを考えて、毎晩泣いていましたから。
その頃のわたくしは寝る時にこれ以上できないというくらい小さく小さく丸まって寝ていました。
結局、その彼とも別れて今度はストーカーのような人を引き寄せてしまうのですが…。まあ、おかげで髪の毛は真っ白、数ヶ月で自分のオーラが消えたのがわかりましたね。でもね、そこまで自分を追い詰めないとわたくし自身は変われなかったのですよ。
長かったです。何年もかかりました。6年くらいかな。
どうして、そんなに変われなかったのか…
理由は今ならはっきりわかります。
(銀剣草、希少な植物。凄いものだけど一見みはわからないわ)
自分はダメだダメだと思っていて、自信がないといいながら心の中では「そんなことはない。本当の自分はもっと凄い人間なんだ」と思っていたのです。
ええ、本当の自分は凄いんだ病
とわたくしが命名いたしました、難病ですよ。
本当の自分は凄いから、だからこんなことをしなくても変われるはず、
本当の自分は凄いから、コツコツなんてやらないくていいはず、
本当の自分は凄いから、魔法使いのおばあさんが杖を降ったら一瞬で変わるはず、
などと心のどこかで思っていたのですよ。無意識ですが…
だから、言われたことを素直にやらない。コツコツとかしない。すぐに変わらないとダメだと思う(→すぐに変われると思っていた)。そもそも、変わるってなに?的でね。
とにかく素直さがまったくもって足りておりませんでした!
そりゃ、変わらないわよ。
かかった、かかった、本当に時間がかかったわ…。だって変わらないほうばっかり見ていましたから。
そして、自己を破壊されるような出来事があって、髪の毛真っ白になって、これはもう少しで人を殺めるな…というような状態にまでなったのですね。平たく言いますと。
相手にわたくしのことをけちょんけちょんに言われて最初は落ち込んでいました。そしてそのダメだと言われることに抵抗していたのですよ。ほら、本当の自分は凄いんだ病ですから、そんなわけはない!とずっと反発していたのです。
ですが、ある時思ったのですよ。
「そうよ、その格好の悪いのが私ですが、何か?」って。
自分でその格好悪い、何もできないと言われているそれが私ですということを認めたのです。
ある意味、その自分でいることを自分に赦した瞬間だったのだと思います。
本当にね、その瞬間ですよ。
つきものが落ちるというか、それまで卑下して自分を小さくみていた部分や本当の自分は凄いんだ病で誇張して見ていた自分も全部いなくなって、等身大の自分というものが見えてきたのですよ。
そうしたらやっと「このままの自分では嫌だ」「じゃあ、どう変える?」ということを考えられるようになったのです。そこから言われていたことがすっと入ったのだと思うのです。
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