私のことをよく知る人たちは
私がカラオケで全く歌ったことが
ないのをご存知でしょう。
私、ウンチ、オンチなのですよ。
人前で歌えない私
すっごく、運動神経もあって
歌も上手そうにみられるのですが
本当に人前で歌ったことがないの。
それはもう頑なに拒否してて。
私らの時代はカラオケボックスって
いうよりもスナックで
レーザーディスクで歌う…みたいな
感じだったのよねー。
会社員時代も「歌え!」と言われたら
「代わりに飲みます」と一気飲みを
していたという。→昔はザルと言われていた
本当に英語に次いで歌は
私の中で大きなブロック
だったのですよ。
ああ、過去一度、人前で歌ったことが
あるんですよ。
忘れもしない30歳の誕生日の夜。
その日仕事をしてたフロア中の人を
誘って50人くらいで飲みに行って
その後カラオケ行ったらしい→知らない
そう、私その時乗っ取られていて
カラオケ入った時から出る時まで
2時間の記憶がないの(大汗)
しかも!
その時に歌っていたというの。
しかも!
2曲も…!!
しかも!
英語の歌だっていうじゃない。
(外資系にいたのに英語が全く話せないのもコンプレックス)
そりゃ、わたしじゃないです。
…というのは置いておいて…
それが…運命の2022年11月25日
仙台であった望月龍平さんと吉田純也さんの
『ヴォイス・イノベーション』という
セッションを受けたのですよ。
元々劇団四季のスターだった龍平さんと
歌のパフォーマーでもあり、
TDSディズニーシー15周年コンサートで
歌っているジュンジュンこと吉田純也さんが
声に関するパフォーマンスアップを
してくれるもの。
こんな声を出したい、
歌が上手くなりたい、
この歌の高音が出せるようになりたい、
人前でも歌えるようになりたい、
etc…色んなお悩み、ご要望に合わせ
レッスンをしてくれるのです。
仲間のなおなおが個人セッションを
数ヶ月前に受けていて。
その後の彼女の変化を隣で見ていた私。
彼女は子供の頃の自由奔放だった
自分を思い出したというの。
これは龍平さんが引き出して
くれたんだそうです。
お母様の手を振り切って
パス通りをビューンって自由に
ジグザグに走っていくような子供
だったそうです。
そんな自分をいつしか封印して
いい子でいようとしていた自分に
気がついたというの。
本人気づいているか知らんが
そこから彼女のエネルギー出力が
広がり、質が変わった。
本来の自分に繋がった、という
感覚が見ててあったのでした。
私の場合、この頑なな人前で歌う
ことへの拒否感と恐怖感が一体
なんなのか、
いや、始まる前はそんなことにも
気づいていなかったですが…
自分の本来の声を
知りたいっていうのが目的でした。
今回はグループレッスンでいつもの
4人のメンバーで受けさせて頂きました。
これが、面白かったんですよ!
ヴォイス・イノベーション グループセッション
グループセッションは最初は全員で
発生練習から始めます。
この時点で
「ゆうこりん、音痴じゃないよ?」と
龍平さんとジュンジュンから言われ。
「?そうなの?」と疑心暗鬼の私。
そこから続いて個人パート。
まずは男性のとっしー
歌う曲は「翼をください」
この曲は中学校だったかの
合唱曲だったから私も歌ったことはある。
あ、合唱とかみんなで歌うのは
やりましたよ。
とっしーの場合は
「こういうイメージで広がりを持って…」と
ジュンジュンが言うと、
とっしーは「なるほど」とすぐに
歌い方が変わるのが面白かった。
ジュンジュンは相手に合わせて
説明の仕方を変えてくれていたわ。
理論的に説明したほうが入る人と
感覚的に言った方が捉える人と…
それに合わせて龍平さんが身体の
チューニングをしてくれているの。
最後には歌から物語を感じるような
歌い方になっていたとっしー。
ちょっと感動しちゃった。
次は男性、たかぴー
選んだ曲は『小さな恋のうた』
この高音が出せるようになりたいと
いうのが彼の願いだったの。
テクニック的にとか
そういうことではなくて、
たかぴーなら出せるよ、
ジュンジュンが言うならそうだね、
そんな信頼のやりとりの中、
普通のボイトレだったら数ヶ月は
かかる、その高音の音が
たった30分のレッスンの中で出るように
なってしまったの!
これは横で龍平さんがチューニングを
してくれているおかげ。
声帯の状態や呼吸、肺活量、
周りの筋肉の調整などを瞬時に
行ってくれている。
聞いている方も
「がんばれー」と思いながら聞いて
出た時は「おおー!!!」という気持ち。
めっちゃ嬉しかったのよ。
翌日の夜、みんなでカラオケに行った時、
たかぴーは実は軽々とこの曲を歌い
こなしていたのですよ。
ありえないでしょ?
前の日の昼間まで全く歌えてなかったの。
そして、3人目はなおなお。
彼女が選んだ曲は「残酷な天使のテーゼ」
この曲を歌えるようになりたい、と
言うのが彼女のオーダー
彼女はいつも柔らかな裏声で
話しているのを
地声の圧のある声を出すことが課題
でも、笑っている時と
「師匠〜❣️」と叫んでいる時は
その迫力ある声になっている。
余談ですが居酒屋とかいくと
トイレの中までなおなおの声が
響いてます(とっしー談)
それの出させ方もなるほど…と
人によってジュンジュンのオーダーも
違っていて(当たり前ですが)
それが見ていて面白い。
最後にはいつもと全く違った歌声で
歌っていたのでした。
そして最後は私ですよ。
人前で歌えない、って言う人
意外といらっしゃるのではないかしら。
お二人から
「誰かに何か言われたの?」と聞かれて
いたのですが、うーん?あまり覚えがない私。
大抵は子供の時に誰かから
言われたことが残っていて
それが影響しているとのこと。
まあ、この4人の前だから
恥ずかしいとかもないから
それは助かりました。
私は中島みゆきの『糸』
この曲は師匠の誕生会、龍平さんの時も
テーマソングになっていたので
聞くのは散々聞いているけど
いざ歌うとなるとタイミングや
正確な音とかもわからない。
でも、ジュンジュンが歌ってくれた
後に続いて歌っていくと
「だから、音痴じゃないから」と
何度も言われて。
そして自分の声を出す、と言うことに
あった抵抗が薄らいで行って…
でもまだどれくらい息したらどんなくらい
の大きさの声が出るとかわからなくて
声が揺らいでいくの。
それでも1番を通しで人前で歌って
ふーーー。
初めてです。
意外に大きな声が出るもんだ…と
思ったのと、
伸び伸びと声を出したのは
本当に初めてくらいだわ…と
思ったのでした。
何がっていうか、
とにかく、なんか楽しかったのですよ。
心の奥に確かにあった
もやもやとした何かがね、
薄らいでいくのがわかりました。
そうしましたらね、
その日の夜、思い出したのですよ。
3歳くらいの時、
みんなの前で歌っていた時に
「ゆう子は下手だね。恥ずかしい」
って母に言われたの。
その時から
「人前では絶対にもう歌わない」って
心に誓ってしまったのね、私。
なんたって3番の黒豹。
人前でデスられるとトラウマに
なってしまう性格だから。
あーー、なんか勿体なかったね。
って今更思ったの。
そんな母にデスられて
心に残っているものって
沢山まだあると思うのですが
自分にとってはなんだかわからない
謎の縛りみたいになってて
気がつけないんですよね。
なんだろう、
心の奥にあった縛りみたいなもの、
溶けてなくなった感覚。
凄いな、龍平さん。
なんというか、心の奥にあったもの
ここがその人のコア
というものを独特の感性で
見つけてくれる。
そしてね、翌日の夜、
私もカラオケで初めて歌いました。
今まであった頑なな
人前で絶対に歌いたくない感が
なくなっていて。
もっと色んな歌を歌ってみたないな
って思ったのでした。
歌を歌うこと。
これも自分が持って生まれた
ベースの能力のはず。
でも、それを封印してなかったことにして
いるっていうのは
本来の自分とは少し離れていること。
そのまんまの自分、
そこと同調していったとき、
世界にとっても調和が始まる。
全ては周波数なんだよ、って
いつもお伝えしているけれども
このこともそうなんですよね。
私が私という人間の本来の周波数を
奏で出した時に
世界と共鳴していくんだって
思っているわけですが…
その純度が高くなる、
そんな感覚を受けたのでした。
受けてみて…
私の中で人前で歌を歌えない、と
いうことって思っている以上に
大きなブロックだったんだと
今回思いました。
子供の頃に与えられた
セルフイメージ。
自分は歌が下手で音痴なんだ、と
いう頑ななイメージ。
実際とは違ったとしても
(音痴ではなかった!)
自分がそう思っていたとしたら
そういう現実を作り続けていくわけです。
実際、人前で歌を歌うことなく
私は歌えないんだっていう
現実を作っていたわけですから…
それが解き放たれたって
私が思っている以上に
大きな出来事だったんだなって
思うのですよ。
…なんだろう…
なんか、頭で考えている
これをやった方がいい、とか
こうしたらいいかも…とかが
氷塊していく感じがあるの。
歌を歌う、ということ以上に
私の中で大きな変容に
繋がっていく感覚があります。
ヴォイス・イノベーション
ご興味ある方、いらっしゃる?
いや、本来の自分に還る、という
お気持ちのあられる方には
全く違った切り口の一つだと
思ってお勧めいたしますよ。
お願いしてお二人にやってもらいたいな
と思うのでした…
興味あるわ、っていう方は
直接メッセージくださいな。
この記事へのコメントはありません。