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茅野日記199:白旗をあげる

白旗をあげた。

そう言葉にすると
とても大きな決断のように
聞こえるかもしれない。

 

 

でも
実際に起きていたことは
そんなに
ドラマチックなものではなかった。

ただ
もう戦えなくなっていただけだ。

 

ずっと力が入っていたことに
そのとき初めて気づいた。

気を張り続けて
何とか保っていた自分が
ふっとほどけたような
感覚だった。

 

それまでの私は
いつもどこかで
何かと戦っていた。

人かもしれない。
状況かもしれない。
過去の出来事かもしれない。

でも
今振り返ると
本当に戦っていた相手は
外にはいなかったのだと思う。

「こうあるべき自分」
「こんな自分ではダメだという思い」
「もっとできるはずだという焦り」

そういったものと
ずっと戦っていた。

だから
休まることがなかった。

何をしていても
どこかに緊張があった。

何をしていても
どこか安心できなかった。

 

白旗をあげたとき
その緊張が
はじめて消えた。

 

自分を守るために
必死に握りしめていたものを
手放したような感覚だった。

 

すると
それまで見えていなかったことが
少しずつ見えてくるようになった。

 

世界は
思っていたほど
敵だらけではなかった。

そして
自分自身も
思っていたほど
弱い存在ではなかった。

だけれども
私は精神的には
もうギリギリだったのだろう。

この辺りの記憶が
ほとんどないんだ。

だから、
その後起こった(多分、その後)
あの不思議な体験が
導師て起こったのかさえ、
わからないんだ

(つづく)

 

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