自分の鎧に
自分では気づけない。
これが本当に厄介で。
蒼師匠に
はっきり言われて
初めて気づいたことが
いくつもある。
最初は反発した。
戦った。
何度も書いてきた通り。
でも
あの時
ひとりで気づけたかと言うと
絶対に無理だった。
長年かけて作り上げたものほど
それが鎧だと分からない。
自分だと思い込んでいるから。
だから
見抜いてくれる存在が要る。
そしてもうひとつ。
同じプロセスを
歩いている人がそばにいると
不思議なことが起きる。
誰かが鎧を脱ぐ姿を見て
自分の中の何かが
溶けていく。
ああ、同じなんだ、と。
そう思えた瞬間に
ひとりでは出せなかった勇気が
静かに湧いてくる。
自分のことはわからない。
でも
人のことは何故かわかる。
(つづく…)
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