売上が落ちたこと自体よりも
私にとって大きかったのは
「自分で止めていた」
という感覚に
気づいたことだった。
それまでは
うまくいかないと
環境や状況のせいに
することも
少なくなかった。
タイミングが悪かった。
流れが変わった。
人の問題だった。
そう思えば
ある意味では
気持ちは楽だったからだ。
でも
このときばかりは
そうは思えなかった。
明らかに
自分の中で
何かが縮こまっていた。
前に進もうとする力と
同時に
それを引き戻す力が
働いているのを
感じていた。
うまくいき始めたときほど
慎重になり
安全な場所に戻ろうとする。
そんな自分が
はっきり見えたのだ。
それは
失敗というより
むしろ
自分の癖を知る
大きなきっかけになった。
人は
本当に望んでいることに
対してほど
無意識に距離を
取ろうとすることがある。
私がそうなる理由は
よく分からなかったけれど
ただ
このままでは
同じことを繰り返すのだろうと
感じていた。
だから私は
少しずつ
自分の内側を
見つめるようになった。
現実をどう変えるかよりも
なぜ自分は
ここで止まろうとするのか。
その問いのほうが
大事な気がしていた。
この頃から
私は
結果よりも
心の状態に目を向けるように
なっていったのだと思う。
(つづく)
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