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実はADHDだろうと思う

こんにちは、林ゆう子です。

昔、「片付けられない女たち」というタイトルの本がありました。この本がTVで取り上げているある番組をみた当時の彼が「絶対にゆう子のことだ」と確信して、翌日興奮して教えてくれましたっけ。この本、早速買って後ろにあるチェック項目をチェックしたところ、ほぼすべての項目が当てはまるのですよ。

 

「…え?本当ですか?」と青くなって、そこで紹介されていた病院に電話を致しましたら、なんと5年待ちとかで予約は断念いたしました(笑)ですから、未だに正式に診断はされておりませんが、多分、そうであろうと思うのです。


バラとルシファー

1つのカテゴリーに当てはめられない

本のタイトルにもなった、片付けられない…ですが、これ本当にそうで片付けられません。何故なのか…というのを自分なりに分析してみますと、まずカテゴライズができない、ということが大きな原因になると思われます。

 

例えば鉛筆。これは筆記用具としてカテゴライズされますよね。(→いや、わたくしも鉛筆については筆記用具ですが…)それが、例えば何かを刺す棒にもなるし、かんざしにもなるし、二つにおったら箸にもなる…みたいな感じで1つのところにカテゴライズすることが困難なのです。

 

ですから、わたくし、かなりざっくりとしたくくりで「文房具っぽいもの」という箱の中にそれっぽいものをあれこれ突っ込んでいます。ざっくり…。これが綺麗に小さく区切ってしまったりするとまたどこに入れたらいいのかわからなくなる。しかも、誰かに片付けてもらって、その人のカテゴライズでどこかにしまわれたものは一生出てこない勢いで、見つかりません(爆)


(いつもここでじっとみてます)

しかし、この特性があるおかげで実はアレンジ能力が相当に高いと思われます。つまり、鉛筆は鉛筆の使い方のみならず…という頭がベースでありますので、何かを習ったときもその話を聞きながら、頭の中では「だったら、こうにも、ああにも、こういうことにも使えるのかも…」と思っていることがほとんどです。

 

習ったものをその通り、きちんと言われたとおりにだけ使え、と言われたら苦痛でなりません。もはや、行動停止、思考停止。それなら、申し訳ないですができません…となります。そうしてできなくなったものが沢山ありますがね…。

 

だから、習ったものをアレンジしてどんどん使いこなすことは本当に早いですし、得意ですね。自分のスキルにしてしまうのも早いです。でも、それは原型をとどめていることは少ないですが…。最近、あるアニメを見て「自分がやっているのはこれだな」と思ったものがあります。それはスライムが相手を捕食して食べてしまうことで、相手のスキルを自分の中に取り込んで、自分流にしてしまうのですよ。これこれ、わたくしがやっているのはまさにこれ。スキルアレンジ余さず発揮です。

そしてカテゴライズできないので、ざっくりとした大枠の中に混沌とカオスのようにあるものですから、いつもいつも四六時中探し物をしております。はい、人生の1/3は言い過ぎかもですが、体感としてそんな感じで探し物をしております。カバンも小さなカバンは荷物が多くて持てないのですが、大きなカバンはものがどこに入ったかわからないので、本当にいつも探してます。

 

今日、友人が教えてくれたサイトでADHDの人向けのバックについてのスレッドを見つけたのですが、これが笑えるくらいにツボでした…。えーえー、そうです。ここで紹介されている開くPCバックみたいなの、本当助かる。これがおしゃれだったら即買いだわ。

http://hattatu-matome.ldblog.jp/archives/41034633.html

 

ファイル名とかもなんて書いたか忘れるし…探し物がなくなったら、かなり時間できる気もいたします。しかし、このブログにも書いてありましたが、何故か人のところだと片付けられるのです。そこまで独自のカテゴリーにこだわらずに、仕分けできるように思います。その人のカテゴリーとあっているかは知りませんが…。


(子猫の時はこんなでした)

忘れ物、探し物、時間管理…

ADHDの方の特徴の1つで注意散漫というのがあります。ある目的を持って買い物にきても途中の違うものに気を取られて、結局目的のものを買わずに帰る、なんて日常茶飯事すぎてなんの疑問も覚えておりませんでした。だから、買い物リストとかを書くのですが、それでも忘れます。

面白くなっちゃって、何していたのか忘れます。だから片付けしていても、本とか読み出したり、違うことはじめてしまったりして終わりません。

 

忘れ物の多さは皆様方もよーーくご存知でしょうが、本当に酷いです。主人はもうそういう人間だと思っておりますので、「忘れ物したー」とメールしますと「何?送る?」と普通に返してくれます。ありがたいことです。はい…

 

自分の講座の合宿で財布を忘れたこともあります。ええ、受講生さんにお金お借りして…なんてことも…。

 

探し物、忘れ物、予定を忘れていたり、時間管理は最も不得意分野のもので、いつも事務局の方々を困らせております。

 

 

ですから、すべてが分刻みに決まっている旅行とか実はかなり苦手です。最近は大分大丈夫になってきましたけれども。はい、これは誰と行くかで解決できるということがわかりました。好きな人たちと一緒にいることは、分刻みに縛られるという拘束感を上回るので、自分的にはOKになるということがわかりました。これが、嫌いな人たちといくとか義務だったら無理。途中で逃避するかもしれません。

 

だから、ミステリーツアーのようにその場の偶然に任せて、進めるツアーは本当にあっていたのだと思います。そしてそうなると持ち前のスキル強運を余すことなく発揮することができて、ミラクルなことを多々起こしてきたのだと思われます。


(ふわふわ大好きサーシャ)

わくわく星人

ADHDに必要なのは非日常感、と書いてありましたがまさにそんな感じです。飽きたら最後、続けられません。これ、昔は本当に親にも叱られ、自分はダメな人間なんだと思う最大のネックだったのですが、今ではそれが自分なのだ、と受け入れています。

30年来の友人にも言われました。「あんな、あんたは飽きたらできないんよ。それを常識人のふりして、ちゃんとやらなきゃ、なんて思うから、あんたの中心にいるゆう子ちゃんがやだー!って怒ってトラブルを引き寄せるんよ。飽きたら、やめる!これ鉄則!

 

はい、おっしゃる通りでございます。

 

ええ、数々の失敗はそのようにして起こってきました。それも自分の個性と思って、最近なんて1ヶ月でメニュー止めてますもんね。今あるメニューもいつ辞めるかわからないから、気になっていたらお早めにね。

 

しかし、楽しくなったらその行動の早いこと、早いこと…。これはもう、あっという間にやり始めてしまいます。だって楽しくなくなったらテコでも動かないから。楽しいと思えているうちに、興味があるうちにやらないと絶対しないことを知っているからやるのです。もっとちゃんとしてから、できるようになってから…という発想がそもそもない。だって、ちゃんとができないのですから。そして、面白くなかったら幾ら積まれてもやらない。

 

ああ、ADHDはお金がやる気のスイッチにならない、と書かれていましたが本当にそうだわ。それよりも「人のため」だったらスイッチが入る。自分のために人は殺さないが(例えが物騒ですね…)人のためなら殺してしまいそう…。頼られたら、なんとかしたいと思ってしまうわけですよ。

 

だから、それが人のためであり、ワクワクしてできる楽しいことなら続けてやることができるわけですよ。今まさにそんなことをしようとしていて、これはちょっと楽しくなってきた!


(飽きたらあかんぜよ)

面白い特性…

この投稿を見ていてあるある…と思ったのは「雑談ができないという発達障害の致命的な弱点」という記事。これねー、こちらの記事でも書きましたが、目的のない会話、ちょっとできないのですよ、わたくしも。ここらはアスペに近いのかな。

あちこちに話が飛ぶADHDタイプとはこのあたりは違うのかも…。

優先順位がつけられない、というのはないかな…と思ったのですが、ハタと気づいたのはその優先順位は世間一般からして、正しいのかというとそうでもないかもしれませんね、という感じです。あくまでも自分の中の優先順位ですから、ちょっと他の方のそれとはあってない場合がありまして、何故こんなことを…?と言われた時に、ん?何故、そこですか?と思うことも結構ありますかしらね。

やることをどんどん遅らせて、やらずにいる…ということはあまりないですね。夏休みの宿題は最後の3日チームではありますが、あまり時間がありすぎると何をどう考えていいかわからない…というフリーズするくせみたいなものはありました。考えている暇がないと、無意識状態に任せるしかないので考えるということをすっとばして結果をつくるということが可能になるようです。ですから、いつもこんな綱渡りのような仕事の仕方をしてしまうのですね…。

 

…というように、朝みた記事から自分のことを省みて書いてみましたが、ええ、わたくし100%の確率でADHDでしょうね(爆)

でも、その特性を活かして苦手なことをやらないようにしていましたら、なんとか普通に仕事をこなしておりますよ。

ADHDが外資に多い、というのもうなずけます。何時にこようが結果が出ていたら文句を言われない、というようなところはありましたものね。わりと時間も自由でしたし、内容も自由にやらせてもらえていましたし。

 

そういう意味では、図らずも自分の特性にあった生き方をずっとさせて頂いているのだな、と思います。そうした幸運にも感謝ですし、このどうにも不完全なわたくしと付き合ってくださって、暖かく見守ってくださる周りの方々にも感謝です。


(ありがとにゃー)

いつもポジティブなんかでいられない

ADHDの脳の特性と行動と…

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