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可愛いの裏側に

SUTEMATSUカレッジ、後期のクラスには児童福祉、そして動物福祉について考える時間が取られました。

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ペットショップの裏側

全く知らなかった衝撃的な話もありました。
わたくしの実家では昔、猫を飼っていました。1匹目は血統証付きのペルシャ猫でしたが高校の同じ部屋のルームメイトのうちで産まれた猫を何故か父兄参観で来ていた両親が引き取る話になっていて、家に帰ったらいた!という。


(うちのペルシャ、シーザーという名前でした)
2匹目は当時の彼のうちで飼っていた猫ちゃんをうちの猫ちゃんと…と連れてきたのはいいのですが、その子が嫌がって逃げちゃってね。

外を放浪してる間にノラちゃんとの間にできた子猫を1匹引き取ることになりました。3匹目はその子達の間にできた子猫です。その後全員去勢したのですけどね。


(この手前の右の子がうちに来た子です)
だから、ペットショップとかで買うこともなく、どんな状態なのかもあまり知らなかったのです。ペットショップの猫や犬の親たち、全部ではないそうですが、それはそれは狭い檻に閉じ込められて、ただ子供を産む道具のように扱われているのだそう。実際の写真をみて、あまりのおぞましさにぞっとなりました。

 

CMなどで見るとその動物がブームになり、ブームが去ったあとのその子たちはどうなるのだろう。毎日沢山捕まえられる犬や猫。その中からこの子なら貰い手がいるだろうと選ばれる子たち。選ばれなかった子たち。その先の殺処分。

 

受講生の方の近所の人で買う犬が数年ごとに変わる家があるのだそうです。どうされたのか聞くと「安楽死させました」と悪びれもなく答えるという。ペットをアクセサリーか何かと思っているんでしょうか。そして飼えなくなった子たちを捨てる、という身勝手さ。

 

ヨーロッパの諸外国ではペットを買うにも、ものすごい基準があるのだそうです。その基準を満たせないものには生き物を飼う資格がないとみなすのだそうです。

ドイツは一番進んでいて、生き物の命を売買することは法律で禁じているそうです。こうしたことでの日本の考え方、生き物の命の捉え方、随分と遅れているのだと感じました。

 

そして、街にいる野良猫もさくら猫といって、5000円負担すれば捕獲して保健所(いまは愛育センターというの?)に連れて行けば、去勢して耳にさくらの花びらの切れ込みを入れると、捕獲されないようになるそうなのです。

 

そんなシステムも知りませんでした。

 

この動画を見て、涙が止まりませんでした。

 

そして、毛皮…のこと。

あの毛並みを生み出すためには死んだ動物から剥ぐのではなく、生きているうちに剥ぐのだそうです。もう聞いただけで泣けてくる。ハラコに至っては、お腹にいる胎児を出すのだそうですよ。…こういうことって過剰に反応することでは決してないとは思います。

でも、知ってしまったから…なるべく買わない、という選択をしたいと思いました。そして、既に持っているものに対しては、それをちゃんと大切に使ってあげる、ということをしていかないと申し訳ないと思いました。

 

無関心ではいられない

今回、SUTEMATSUカレッジの中でこうした現場にいらっしゃる方々からのお話、実際の現状をお聞きすることができて本当に良かったと思います。

 

と、同時にそうしたことを知らないでいた自分にも恥ずかしいという気持ちがありました。
こうしたニュースがあっても他人事や自分とは関係のないものとしてしまった瞬間にそのものとのつながりが切れてしまいます。
今回のことに限らず、経済のことも政治のことも、知ろうとすることはできますもの。知ろうとしないで「よくわからない」と言ってしまうのは、あまりにも無責任なことだと思いました。

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SUTEMATSUカレッジは外見の美しさだけではなくて内面をきちんと見ていき、その上で美しさを作っていくことを学ぶ場です。社会との関わりということも大切な視点だということでこのような時間も設けらえています。

 

こうしたことを学び、そして自分はどう感じたのか、何をしていくのか、これを自分の意見として伝えていくことができるようになる。
最初はたどたどしかった皆さんの発言ももう15回目ともなると本当にはっきりと意見を述べられるようになってきましたね。

 

こうしたことを含めて、伝えてもらえる場があるというのは本当に感謝することです。
あと5回ですが、この講座の素晴らしさは受講生の方々の変化している姿が物語ってくださってますよね。本当に皆さん、自分の内側と向き合われ、それを外側の美しさとして表現するからこその本当の輝きとして出てきてます。

 

人ってこんな風に変われるのだということを自分も含めて、見せてもらっています。

 

1期は4月からスタート。東京も始まります。
少人数ですから、受けたいと思われる方は心しておいてくださいませ。

(シーザーとチビの子供達。良き人へ貰われていきました)

変わる人たち

誰も助けてくれないと泣いた人

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