人はどうも普通になっていることは見えない、ものなのです。当たり前だから、変えられるとも思っていらっしゃいません。
また、ビジネスということを考えたときに、例えばサービスメニューや商品構成が儲からないようなものになっていらっしゃる場合もあります。時間ばかりかかってしまい、あまり身にならないというものが大半を占める場合、なかなか売上は上がりません。
今回いらした方もそうしたことでお悩みの作家さんでした。
○どんな問題を解決するために受けましたか?
(受けた動機はなんですか?)自分がこのままでは嫌だ、ということろまではわかっているのに、ではどうしたいのか、どちらに動き出したらいいのか、がわからず、ずっとモヤモヤしていました。
それをハッキリさせたくて、受けました。○受けてみて、それがどう変わりましたか?
自分が本当はどうしたいのかが明確になってきたと思います。
「あなたは自分のしていることで、ちゃんと評価(対価)がほしいと思っているわよ」
と、ゆう子さんがおっしゃったとき、
そうそうそうそうそう!と、自分の口より先におなかの辺りから声がするようでした。そして、自分は正当な評価(対価)を求めることに罪悪感を感じてしまっていて、評価(対価)を受けたいという気持ちを封じ込めていたことに気づきました。
自分なんてこの程度でいいんだ、私のこの程度の仕事に、高額の報酬を受け取るなんてダメだ。
ずっとそういう気持ちでいて、それを受け入れているつもりでいたけれど、本当はそれに納得できていなかった、ということに気づきました。
あれから日に日に、
自分がなりたい姿が想像しやすくなってきたように思います。
そしてそのために、今はどう動いたらいいのかをワクワクして考えられるようになりました。これまでの、どうしたらいいのか分からない苦しさが、
どうしたいのかが少しずつわかってくるドキドキに変わりつつあります。○今の自分だったら
どんなことをしていきたいとお考えですか?「自分にしかできない作品で人を喜ばすことを仕事にして、それで生活をしていきたい」です。
↑
(ずっとなんとなく漂っていたぼんやりとした気持ちが、今ようやく言葉として表すことができました!感動!!)
これまでも、そのスタンスでいるつもりでしたが、周りの顔色を伺って言葉にすることすら恐れていた気がします。
これからは誰に何を言われようと、堂々と、この言葉と作品で表現していきたいです。
○そのために、何からやってみますか?
具体的な行動をお書きください1
お客様に提供する商品構成を見直します。
具体的には、
制作のメインを、手軽に購入していただける小物中心から、
個人のオーダー作品やワークショップ中心へシフトさせます。
2
お客様がキャッチしやすい見せ方を変えていきます。
ホームページ、インスタグラム、ブログなどのネット環境と作品提案の窓口を広げる。
これまでの雑貨業界だけの世界で居場所を探していましたが、
そこを飛び出して、
こんなサービスがあったら喜ばれて自分も楽しい!の目線で世の中を見渡すところから始めます。
ex.
思い出のお家を手放さなくてはならない方の思い出の品としての作品
新築のお家のお祝い作品
個性的な建物がトレードマークのショップや商業施設との関わり3
今、行動に移していること・お客様がゆっくりくつろいで、新しい発見や体験をしていただけるような空間に模様替え中。
(明るくかわいいだけの場所から重厚感のある場所へ)
・来月からワークショップができるようにスケジュールを組み、内容を検討中。
・ホームページ、SNSの写真の撮り直し自分にしかできないことを形にできる態勢を年内に軌道にのせる目標で動きます。
(JUNKOさま、愛知県、紙アート作家)
ゆう子さんとの対話の時間は、緊張しながらも、
大好きな叔母と話しているような心地よさで過ごすことができました。
あれから毎日、いただいた言葉を反芻し目の前の現実に落とし込んでいます。
何だか最近、はずれていたスナップボタンがパチンとはまっていくような静かな納得を、少しずつ感じています。
気づきを行動に移し、次お目にかかるときに素敵な報告ができるようにしていくつもりです。
とメッセージをくださったJUNKOさまは素晴らしい作品の数々をお持ちになってくださいました。
そして、好きなことをやっているはずなのに、人にも「いいわね」と言われているにも関わらず「そんなことはない!」と思っている自分がどうしてなのかわからないでいらっしゃいました。
JUNKOさまが書かれているように、人は「自分はこの程度でいい」と枠を作ってしまっていることがよくあります。
しかし、本当の自分はそんなことは思っておりませんから、もやもやがずっと続いてしまう。そんなことが起こっていました。
アーティスト、ものづくり系の方に多いのですがかかる時間と費用は必ずしもイコールにはなりません。その出来栄え、クオリティ、市場のニーズなどで価値が決まってきます。
また、素晴らしい作品を創っている方ほど、自分の作品で対価を頂くことに罪悪感を感じてらして、価値よりも低い値段をつけていらっしゃるのをよくお見かけします。もちろん、その反対も…
だから、自分自身に対して価値をつけてないと無意識で自分の価値を落としてしまうようなことをしてしまっていたりします。
JUNKOさまの場合、お創りになっているものは素晴らしいのですが商品構成と労力の比率のバランスがおかしかったのですね。だから作っても作っても、時間だけがかかり、あまり稼げないでいるということが起こっていました。
そしてそれを解決する方法はとても簡単なことだったのですが、ご自分では当たり前になっていることを1つやめてもらうだけのことでした。
そうしたら、本来やりたかったことができるはず…
ご自分のなかの自分がやりたいことを目一杯させてあげられる。こうしたことはとてもとても、大きいのですが、ご自分では当たり前になってしまっていて気づけないことが多いのです。
ですから、外側からの目をもって見てみる、ということも大事なのですね。
しかし、「自分にしかできない作品で人を喜ばすことを仕事にして、それで生活をしていきたい」と言語化できてよかったですね。
わたくしも感動でございます。こうしたことがあると、そこに立ち戻れますからね。
JUNKOさまがお創りになっているもの素敵ですよ。
お伝えしたようなことも考えて見られたら、きっと広がりますよ。
新しいサービスへの取り組み、JUNKOさまの感性がピピっときたら面白いものができると思います。
これから、どんな風に変化していくのか…とても楽しみです。
新しい取り組み、ワクワクしながら進んでいってください。
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