お盆の時期はいつも主人の実家でのんびりとすごさせてもらっております。しかも、毎年その時を狙ってわたくしの友人たちがあるものを狙ってやってくるのであります。それが母の作る「唐揚げ」なのです。
もう、ここ3年くらい毎年きているわたくしの悪友に至っては「私にとってのマイベスト唐揚げはお母様の唐揚げ!」と言い切って1年分の唐揚げをこの日に食べていくのだそうだ。それくらいに本当に美味しいのです。味付けもしっかりしていて、カリッとジューシー、いくつでも食べられるさっぱり加減。なんなのでしょう?
わたくしは母を「揚げ物の天才」と言っております。母は「普通のことしかしてないし」と申しておりますが、なんのなんの。その普通がみんなできないのですから!
「こんなに美味しい唐揚げ、本当他にありません!」といつもいつも言っております。
ある年なんて主人が帰ってきてませんのに、嫁が嫁の友人たちを招いて主人の実家で宴会、お母さんがつまみを作っている図…という、一見ありえないような図になっております。遊びにくる友人たちも自分のお母様に「え?それは〇〇ちゃん(友人の弟のお嫁さんね)のお友達が遊びにきて、お母さんが料理してもてなしているということ?ありえないわー」との言われたらしいです。
そうですよね。ご主人の実家に帰るというのも、お盆や年末年始だけという方も少なくないでしょうし、それもなかなか気が重いという方もいらっしゃるでしょう。
わたくしは主人の実家がとっても居心地が良くて、本当にのんびりさせて頂いております。その秘訣は…と聞かれることもございますが、なんでしょうか。
頑張って良い嫁になろうとしない、ということでしょうか。
できないことはあっさりと罪悪感を持たずにできないと認めお願いします。そして、それに対して目一杯感謝します。だから、主人の実家に帰った時も自分からお料理を全部しようとは思いません。様子みて手伝ったり、何か一品作ったり…サポートに回っています。もちろん、作った方がいい時はいたしますが…。
ちゃんとしなくちゃ、とか嫁だから…とか、あまり考えていないかもしれません。でも、なんでしょうね。一番最初にお会いした時に思っていたのは、主人を産んで育ててくださった方々なのだ、ということ。だからそれに対して、やはり感謝しかないし、きっと何か考えの違いがあっても、それは良かれ、と思うことをベースにしているに違いない、という前提で考えようと思っていたことでしょうか。
だから、何を聞いても良かれと思って言ってくれてること、と思いますから、「こう思われているのかも」とか「本当はこうじゃないのか?」とか要らぬ勘ぐりとかは一切しないですしね。
もっともそんな風に思うこともまずないのですが…。
わたくしは一度目の結婚で、そこを頑張って良い嫁をやろうとしてしんどかったことがございますので、もう最初から諦めておりました。そして、主人と両親との関係はこうだったらいいな、ということを明確に考えておりました。お互いにちゃんとした距離感と信頼があり、こちらの意見も尊重してくれる方々。そして主人はそんな両親を心から大切にしている、など。わたくしはその中で気張らずに自然体でいることで、この家の中に溶け込んでいける、というようなことを思っておりました。
そして、そのような前提で考えているのだと思います。だから、わたくしの中ではとっても楽で楽しい時間を過ごせる場所に、ここがなったのだと思っております。
昔、こんな記事を書きました。わたくし、土日が仕事のことも多く、主人とすれ違うことも多いです。大阪におりました頃は主人は週末必ず、米原の実家に帰っておりました。主人の父がなくなって母が一人になってしまったからです。そんな状況でもわたくしはいつも幸せだと思っておりましたが、不幸がお好きな方ですとその同じ状況でもこんな風に見るのでは…?という妄想物語です(笑)
ご覧ください、不幸なオンナ物語
こんにちは、林ゆう子です
ワタシは大抵土日が仕事なんで
土日休みの主人とはすれ違いしかも、土日は主人は米原の実家に
帰ってしまうんです…時間があんまりないんだから
夜くらい一緒にいてくれるのが
普通じゃない?しかも、毎週実家に帰るって
どういうこと?ワタシよりもお母さんが大事なんだ?
今日も明日が法事なんで
会社休んで実家に朝から
帰ったのよ…ってか、本当に実家に帰ったの?
本当は別のオンナのところに
いったんじゃないわけ?…
…
…
と、(書いてて笑えるわ)
どんどん、自分を不幸で
惨めにならせる思考を選ぶことが
できるわけです…起きてることは同じです
どこを見ているかによって
幸せになるか、不幸になるかが
変わるわけですよ…アナタはどちらの眼を持って
アナタの世界をみてますか?
(2014.6.6の記事より)
ねえ、採用する前提で世の中って変わってしまいますでしょ?
自分が心地よく生きれる前提を採用してもいいわけですから。
そんなわけでわたくしは母の唐揚げが世界一美味しくて、それを喜んで食べれる幸せな嫁であり続ける、という前提で。ちなみに母は天ぷらも天才で、五月の連休のときの小鮎の天ぷらは絶品です。機会があったらご一緒に…
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