わたくしはボディセラピストを10年していたことがありました。手術をしたことがきっかけでその仕事を続けることができなくなり、仕事を変えたのですが…。
その頃に身体ごとの勉強会を松田恵美子先生について何年か学んでいたことがございました。
その頃にちょっと面白いワークがあったのですね。それは「人の気配を読む」というもの。そもそも、それをしてみよう…という話になったのは、昔の日本のお姫様というのは御簾の向こうにいらっしゃいますでしょ。顔も見えないのに何故、恋文のやり取りなんかができたのかしら…というお話から、「隠されているからこそ、本質がわかる」というお話になりました。
では体感してみよう、ということでまずは全員の前で正座して頂いて、その方という雰囲気を見ていただきます。そのあと、屏風(この時は衝立でしたか…)の後ろに入って頂いて、その屏風越しにみんなで気配を感じる…というものです。
さあ、どんなお姫様として見てもらえるかしら…というちょっとした遊びでした。
見た目はしっかりものの方が屏風の後ろに入ると意外なほど繊細な感じがしたり…。反対に弱々しそうな方がおキャンな町娘っぽかったり、男性っぽいような方がとても艶があったりと見た目と気配が全く違う、ということが面白かったですね。
そして、わたくしの番となり…まずはみなさまの前に正座して、じろじろと見られ…やや恥ずかしい。その後衝立の後ろに座りましたら…
何やら、みなさまがザワザワ…
「…姫というか女帝?」
「っていうか…虎?」
「今にも衝立破って出てきそう!」
という声が聞こえるではないですか…
と、虎?
結構、当時はショックだったものですからその後どんなフォローがあったのか、なかったのか、どういう話になったのかさっぱり覚えておりませんが…
林ゆう子の本性は虎である、というお話になったのでありました。
でも、きっと今は違うと思う!(←希望的観測)
まあ、そんなこともしながら、体感覚を鍛えていく…ということをしてまいりました。そして、そうした身体の感覚に意識を向けますと、こうした気配を読んだり、何かおかしい、心地良いということがわかりやすくなります。
スピリチュアルなことを学ばれるときも身体の感覚を磨いていかれたほうが、より理解がますように思います。
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