お世話になっている酒井先生がリスペクトしてやまない方とおっしゃる、SUTEMATSUカレッジでも講師をしてくださっている横山和子先生。
50歳になったらやると決めていたこと、として毎日着物を着る生活をすること、髪を染めないこと、とおっしゃり、それを実行されている先生はその佇まいから「何者?」と思わせる品性と風格がおありになります。
何故それをするのか…
本日からスタートの『そっと伝えておきたい和の心得』講座はおもてなしを受ける側としての作法を学ぶ講座です。
客人作法講座とでも申しましょうか、招かれたときにそのおもてなしの心をどれだけ理解し、受け取れるかによってその場の質も変わります。おもてなし下さる側のお気持ちも変わりますでしょう?
横山先生がお話しされることはお茶の作法ではございません。お茶の教室であっても、お茶の作法を教えられているわけではございません。
「お茶」というものを通じてその奥にあるもっと根本的な物事への見直しを考えさせらるのです。
特に今回の講座は招かれる側の心得であり、なぜ、そうなのか…ということを丁寧にお伝えくださるおかげで、ああ、そういうことだったのか…と頭が理解をいたします。
この頭が理解をしている、ということは大変に重要なのです。
たまたま先日、ビジネスプロファイラーの高松さんがおっしゃってました。脳はその意味を理解すると、それをさせようと身体がちゃんと機能するという実験をみんなでいたしましたの。
ただ、前屈をした時、ある数字を読み上げた時の前屈、その数字の意味を知った時の前屈では意味を知った時のほうが軽々と前屈ができるのですよ。
同じように、横山先生のお話しはその作法の奥にあるものを見る力を養ってくださいます。先生のお話しの仕方もそうですが、お持ちになっている特性もあられると思います。
それは難しいことをほぐして、溶かして、すっと相手の心に届けること。
型にはめて、こうだ…というのではなく、ものすごくしなやかにお話しくださる。それはこういう場合はこうするものだ、という作法を教えるのではなく、その意味をお伝え頂くので、だったら、この場合はどうだろう?と自分で考えるということができるようになるのです。
招かれる側のたしなみ
例えば、お茶席で上座に座ったものの心得といいますか、どうしてなのか…ということやら、ここで礼をする意味ですとか、先生にご説明いただきますとすっと入ってまいります。
これは思いますに同じことをおっしゃられても、全然入ってこない方もいらっしゃるのだろうな、と感じました。例えば、ある所作を以って万物への感謝を表します、と説明されても「ふーん」と思うだけで横山先生のお話のように「そうだったな〜」と自分の経験を振り返るような受け取り方ができないように思います。
この違いは、先生ご自身がそれを毎日の日常の中で考え、実行し、いつもいつもそこと在る、ということをされているからです。ですから、違和感なくすっと入ってくるのでしょう。
頭でわかる、知っていても実際にやっていることとは全く違うのです。
一流のお料理やさんに連れていって頂いた時にお料理だけではなくて、その空間を作っている色々なものに気を配れ、それを作られたお相手の心配りに気がつき、愛でることができる人であったなら、相手の方も嬉しいでしょう。
連れて行ってくださった方の鼻も高いでしょう。その場が全く質の違うものになるでしょう。
そうしたことに気づくための手前のある、様々なことをお茶という文化を通じてお伝えくださる講座でした。
一つ一つが目からウロコと申しますか、見聞きしていたこともあり、以前習ったこともありましたが、「知っている」ことと「腹落ちしている」こととはこれほどまでに差があるのか、という感覚がございました。
わたくし自身は先生のお言葉のひとつ一つが染み込んできまして、様々な出来事が思い出されましてね、「あ!なんてことをしてしまったのか!」と思い、思わず立ち上がりそうになってしまいました(苦笑)
男性にこそ、受けて頂きたい
今回、1回目を受講いたしまして思ったことは「わたくしの主人に是非受けてもらいたい!」ということです。
日本の和の席ははやり、男性を立てる文化ですからお茶席でもそのグループに男性がいらっしゃいますと、その方が上座に入ることが多いようです。その時に、こんな気配りができたら、こんな会話ができたら、こんなことを見れる人であったら、どんなに仕事にも役立つだろうと思ったからです。
また、これからそうしたことを知っていたほうがいい立場にもなってくるでしょうし。
外国の方を接待するような立場、部下を持つ立場にいらっしゃる男性の方には特に学んで頂きたい内容だと感じました。
もちろん、男性に限らずですが、こうしたことに想いを馳せることができる人であるなら、人生はもっと豊かになるなと感じました。
この講座、わたくしがリクエストして企画して頂きましたが、本当に必要な方は多いと感じます。
来週には募集されると思われます。
どのクラスも5名までの少人数制。
京都 週末クラス
第1日目 1/9(祝) 13:00〜15:00
第2日目 2/12(日) 13:00〜15:00
第3日目 3/11(土) 13:00〜15:00
第4日目4/15(土) 12:00〜15:00
各回、茶菓をご用意いたします。
最終回のみ、虫養い(細やかな食事)もご用意いたします。
京都 平日クラス
第1日目 1/12(木) 11:00〜13:00
第2日目 2/9(木) 11:00〜13:00
第3日目 3/2(木) 11:00〜13:00
第4日目 3/30(木) 11:00〜14:00
各回、茶菓をご用意いたします。
最終回のみ、虫養い(細やかな食事)もご用意いたします。
東京 平日夜間クラス
第1日目 1/27(金) 19:00〜21:30
第2日目 2/17(金) 19:00〜21:30
第3日目 3/24(金) 19:00〜21:30
第4日目 4/21(金) 19:00〜21:30
各回 虫養い(細やかな食事)と、茶菓をご用意いたします。
お値段など詳細・お申込み受付は来週になるようですが、東京はお食事が毎回ありますので、少しお値段が高くなります。
基本は4回全部参加できる方でお願いいたします。
場を楽しみ、時間を楽しみ、和を楽しむ、大人のための講座です。
是非、必要な方に届きますように…
初めまして。大内尚子と申します。
ホームページを拝見し興味をもちました。
京都の日曜日クラス 和の心得に参加したくなりました。
ですが、日曜日クラスは満員とか。。。
次回申し込みさせて頂くにはどのようにすればよろしいでしょうか。
お忙しいとは存じますがお返事頂けたら嬉しく思います。
どあどよろしくお願いします。
大内尚子さま
直接ご連絡させていただきますが
京都にお住まいの横山和子先生の
お教室です。
http://ameblo.jp/kituke-kou-sui/
http://kou-sui.com
ご参考になさってくださいませ。