思ったことがありました。
一緒に行った方が素敵な
回想を書かれていましたが
その中にあったことば…
「何千年前から
人が脈々と
暮らしたてきた
生きてきた
繋がっての
今なのですね。」
と書かれていたけれど…
私もそのようなことを
感じていました。
この樹だってどれくらいの時間、
ここにあって
人々がここに来るのを
観ているんだろう?
品川神社はこのような
階段を登った上にあります。
多分、目の先にはすぐに海のキラキラ光る
水面があったのでしょうね、こんな日は…
ずっと続く海をみて
あの頃の人は何を考えたのだろう
徳川家康が関ヶ原の戦いにでるときに
勝利祈願をしたのがこの神社
東海道五十三次の第1の宿場
である品川
(そうなんですよね、日本橋から
歩くのだから、一日目はこの辺りなんだ…)
ここから船出が始まる、
歴史の一つの流れが始まる、
そんな感じがありました。
そして、この神社の裏に
何故か板垣退助のお墓があるのです。
写真はネットから拝借しましたが
「板垣死すとも自由はしせず」という
有名な言葉
岐阜で暴漢に襲われたときに
叫んだとされていますが…
(その時に亡くなったわけではないです)
徳川幕府を倒し、
明治政府を創っていった側の人間が
ここにあって…
なんだろう、この場所においての
幾重にも重なる
歴史の交差みたいなものを
感じていました。
あの時代の人たちが
1つの信念を持って自分の中の
何かを貫いて来て
創られたいま、という時代
色々な立場の人が
その時代時代で
この場所から、見渡せたであろう
海を観ながら
どんなことに思いを馳せていたのか…
そんなことを思いつつ、
ランチの後は
うちの近所の代々木八幡宮
「八百年祭だって…
イイクニツクロウ鎌倉幕府?」
そんな会話をしていましたが
本当にね、そんな頃からあるんですね、ここ
振返ってこの樹のほうを観た時、
なんだろう、
色んな時期の御祭りの様子というか
凄い賑やかなときと
夕暮れのシーンといている気配とが
同時に感じられ
この参道をどれだけの人が
どんな思いで通ったのかしら、と
ふと思ったのでした。
が、こういう思いというのも
時間をおいて
そこに気持ちを向けて
こうして思いを馳せて
言語化することで
何があの時に
自分の中に起こっていたのか、
意識化することができ、
こうした時間が大事だなと思いました。
笑ったのが
神社を出る前にもの凄く
ため息でるくらいに
ガックリすることがあって…
神社に入った途端に
そのことは一切忘れていたのですが
1歩でた瞬間に
その続きを話だすように
「まったくもう!」と
言い出したことを指摘されて
ちょっと愉快に思いましたよ。
色んなことが重なり、
今日という日を織っている
そんな感じでした。
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