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おじいちゃんの庭

子供の頃に住んでいた
中野区野方の家は
一階に離れ、玄関入ったところに

和室、続き間、襖の奥に広い和室、
縁側のある古い日本家屋でした。

 

 

2階が私たち家族の住まいで
階段を上がると広い板の間のリビング、

そしてキッチン
隣に和室があり、ベランダがあったな。

 

祖父は子供たちに習字を教えていて
私も子供の頃習っていたけども


私は子供の頃から半紙の裏側の
ザラザラしたものが触れなくて!

 

1番苦手なものが、今でもですが
半紙で硯の残った墨を拭き取る作業。

考えるだけでも歯が浮いてしまう。

 

なのに字はちっとも上手くならなかったな。

 

父も母も達筆でそれは美しい字を書く
人達だったのです。

 

 

苦手な感覚ってないですか?

 

私の場合、このザラザラというか
手の指から水分がなくなる感じが

本当にダメで今だに安いビジネスホテルの
パサパサのタオル類がそのまま触れず
クリームをめっちゃ塗った手でないと
掴めないのです。→殆ど病気

 

だから、子供の頃はいつも
濡らしたハンカチを握り
いつも手を湿らせていたの。

 

昔のザラザラのノートが触れず、
下敷きをノートの上に置いて
その上に手を置いて文字を
書く始末。

 

木がそのままの鉛筆なんて
最悪で周りにセロハンテープを
巻いていましたよ。

 

まあ、それと私が字が下手なのは
なんの関係もないのではありますが…

 

あ、あと苦手なものは発泡スチロールの
軋む音が異様に嫌い。

あれを使った工作の時間があり、
触れないし、その場にいられないし
うずくまって保健室に連れて行かれたわ。

 

大人になってからもコンピューターの
搬入出であの音を聞いて発狂しそうに
なるのだけれど。

 

 

…話がだいぶ、それました。

 

その子供の頃に住んでいた家の庭には
柿の木、枇杷の木、いちじくなどの木と
山茶花の木があり、この山茶花の木の鉄棒の
様に伸びた横枝にいつも登っては遊んでました。


(山茶花の木に登る私)

その横には手押しブランコがあり、
ここが私の遊び場で四季折々をこの空間で
過ごしていました。

 

 

祖父は緑の指の持ち主で
どんな萎れた植物も祖父にかかると
復活すると
いいますか、
元気になるの。

 

庭には小さな畑もあって
小松菜、ほうれん草等が
いつも植えられてました。

この畑の方は祖父の大事なエリア。

私は子供心にあまり入っちゃいけない所と
認識していたようです。


(父とすぐ下の妹と庭にて)

春には菜の花や馬酔木の花が咲き、
枇杷やいちじく、
秋には柿の実を祖父がもいで
くれてました。

四季折々の花が咲き、
果物があり、とても豊かな
印象がありました。

 

東京なのにそんな空間が昔は
そこここにあったように思います。

 

庭仕事の大好きだった祖父は
元々軍人で
若い時の写真を見ると
スキンヘッドにカイゼル髭でかなり強面

中野学校で砲撃の教官をしていたそうです。

 

そんなことは祖父のお葬式のときに
祝詞を聞いて
「そうだったの?」と思ったのですが。

 

祖父の実家は奥多摩の日の出村にある
幸神神社という
猿田彦様を祀った神社なので
神道なのです。

そして神道のお葬式にあげる祝詞には
故人の一生を記したものを
読み上げるのです。

 

その中でそんなことを知るのですが、
今、改めてそれを思うと
中野学校=情報機関
だよね?
そういう関係だったのかしら?

 

またまた余談ですが

私のサイキック系の先生のお父様が
軍人から防衛庁にいて
言ってた話として聞いたのが

日本がレーダー投入が遅れたのは
それまで日本の戦艦には能力者が
乗っていて
それを頼りにしていたからだとのこと。

日本には実は色んなものが
潜んでいるのかもしれません。

 

 

またまた、余談ですが

戦国の戦というのも
実はあんな大河で見る様な合戦では
なかったようで…

これは某局で大河作成を担当していた
プロデューサーが話していたことらしく
私の身体ごとの先生からお聞きした話。

 

 

昔は合戦の前に能力者の集団が
術を掛け合い
そこで既に勝敗はついていたのだと言うの。

術者は巫女で両の眼を潰され、
心眼を開き
その能力を高めていたそうです。

 

 

その先生曰く

「おりんちゃん(と私は呼ばれてる)
そのリーダー格で
巫女を束ねる役割をしていたね」とのこと。

 

知らんけど。

 

 

大分話は逸れましたが

そんな空間で私は幼少期を過ごしました。

私の中に流れる血の一端のお話。

結構、偏ったなんとも
面倒臭い子供だったようです。

 

始まりの時から

空想にふける子供

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