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古いホテルでの衝撃体験

今回、白山ミステリーツアーは
前回の足摺よりも1名多く、
7名での行動でした。

このミステリーツアー、
どこに連れていかれるのか
さっぱり、主催の私にもわかりません。
しかしながら
行き先も含めて
「すべてうまくいっている」を
採用しておりますと

「ま、最終的にはうまくいくし」と
どこに行くのかと思ったり
不安とかは思わないのですよね。

しっとりとした文学を読んだような

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旅の印象としては
足摺のほうが派手でなんというか
ハリウッド映画を見ているような
次から次へと何かがある…
というような展開でしたが

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(足摺の龍宮神社にて)

今回の白山は
水がテーマでしたので
全体的にしっとりとした
まるで日本文学を読んだような

読後にじわじわと染み渡って
くるような、ああ、良かったなと
心の奥に何かを感じるような
そんな旅だったように思います。
この水をテーマに
全てが「白山」という源に
繋がっていっていた今回の旅
これについて書いても
深いものを受けるのですが…
これについては
別途、また書きたいと思います。
旅を振り返って、
もの凄く印象に残ったことがありました。
それは泊まったホテルなのです。

衝撃のホテルでの体験

お世辞にも綺麗とは言い難い
古い建物の前に車を停めたときは
全員から「ここー?」という
無言の圧力を感じましたが(笑)

私自身も今回の旅については
他のホテルを比較検討一切しないで
「ここだ」と決めたので

あれ?やっちゃった?と冷や汗でした。

が、です…。

スリッパの整然と並べてある様子、
迎えに出てきた
若い男性スタッフの対応の
良さに「??」と違和感を
感じたのですよ。
その違和感がなんだったかは
あとになってわかるのですが…
まあ、ホテルは古〜い感じでね
お部屋も和室で綺麗ですが
古い感じなんです。
でも、その男性スタッフの
対応、説明の仕方が
なんていうのでしょう。
マニュアル通りではない、という
印象なんですよ。

つまり、自分の言葉で話している…
相当熟練した宿の仲居さんが
するような対応なのです。
「感じいいな…」とその時は
思ったわけですが…
出されたお茶うけも
その日の朝作ったという
栃餅なんですが
これが、あとから病み付きに
なってしまうのです…
お風呂もね、古いんですよ。
いい温泉なんですが、
外から丸見えだしね〜
ま、誰もみとらんが…

一風呂浴びて、お食事です…

なんと炭火焼!
すでにヤマメが焼けている。

対応してくれたスタッフは
明らかに外人なんですが、
日本語上手だし
ちゃんとしているのです。

そして!
お料理、実はめちゃくちゃ
美味しかったのですよ。
例えば、魚の脇についている
佃煮とかあるでしょ?

数合わせのための
小鉢のきんぴらとか
そうしたものが
いちいち、美味しいのですよ。

なんじゃ、こりゃ?
な感じです。

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若狭の稚魚の佃煮とか
なにこれ?っていう感じで
美味しかったし
なんだかの山菜のきんぴらとか
やだ、美味しい!と
嬉しくなる感じ。

漬物がちゃんとしたもの、
つまりスーパーとかで売っている
業務用ではなくて
これ、全部手作りだな、と
わかるものなんです。
いや、本当に温泉旅館って
お食事の量が多いけれども
どうかな、というところは多いでしょ。

まあ、美味しいけど…
感動するレベルのところって
早々ないんですよ。
朝ごはんもね、
ご飯がとにかく美味しくて
翌朝なんて、なんであんなに
お腹がすいたんだろう?って
いぶかしく思ったのですが
全員おかわりをしたくらいに
美味しかったのです。
豪華な刺し盛りとかが
あるわけでもなく
とても地味なお料理なんですが
いちいち美味しいのですよ。
多分ね、これ近くの村の人の
全部手作りだと思います。
という料理の衝撃と…
とにかくですね、このホテルにいる
従業員スタッフの対応が
衝撃的だったのです。
とにかく、全員が明るい。

笑顔がいい。

そして、全員が自分の言葉で話している。

1日目の夜についてくれた
女性スタッフがまだかなり若いと
思われるのですが

えっちゃんが足摺で買った
かつおにゃんこのTシャツに
追いかけてきて
「私も高知出身なんです!」って
言ったそうですが

どうやら派遣でここにきていると
いうのです。

「遠くにきて大変ね」というと

「おかげさまで楽しく働かせて頂いています!」
というのです。
彼女とかの対応も
全くマニュアルではないの。
このへんにくると、
なんなんだ、このスタッフの人たちの
対応の良さは?と
疑問になってくる感じ。
3日間で出会ったスタッフは6名ですが
全員、すごい若い人たち。

普段いるような
マネージャーみたいな男性とか
女将とかいう感じの人が
全くいないんですよ。
みなさん、インカムをつけているのだけど
対応がテキパキなんです。
1日目の夜に対応してくれた
外人の男性スタッフ

2日目のご飯のときに
「今日は生憎の雨でしたね」
なんておっしゃるのですよ。

そんなことを
ふっと声かけれるんだ?と
びっくりいたしました。

ここが凄い!スタッフのみなさん

3日見ていて印象的だったのは

◎自分の言葉で話す
マニュアル通りとか全くなく
何かの説明をするのでも
自分の体験、自分のこととして
相手を気遣い、何が必要なのか、を
考えて話しているのです。

◎自分の責任で決めて行動する
これを痛切に感じました。
私、彼ら彼女らを見ていて思ったのは
リッツカールトンの教育です。

ある程度の責任を委譲されていて
自分の権限の中で責任をもって
決めて行動しているのが
ありありとわかります。
だって、誰に何を頼んでも
「確認します」とか
「聞いてまいります」とか
一切なくて、自分で動いていたんですよ。

◎仕事を楽しんでしている

とにかく笑顔。
見ていても決して多いスタッフでは
ないと思うのですが
仕事も面倒でしょうし
接客ですもん。

でも、ああ、仕事が楽しいんだな、
とこちらが感じるのですよ。

その大変な仕事を「やらされている」ではなく
「自分が選択してやっている」と
全員が感じているのがわかります。
この意識の違いが仕事の質を変えると
つくづくと感じました。

◎考えて仕事をしている
人数少ないのに、
フォーメーションができている、
というか軍隊並みに動いている
という印象。

食べている間には
誰かがちゃんとお布団用意しに
いったりしているのだろうけれど…

無駄にぼーっとしているとか
動けない人が一人もいないのです。

今、自分がしないとならないことは
なんなのか、
全員が考えて動いているのです。

何故、全員がこんなに
パフォーマンスが高いんだ?と
ちょっと不思議に思ったのですよ。

お土産で栃餅をお願いしたんです。
夜のうちにお願いしないと
朝作ってくれるので…

その時にね、対応してくれた
これまた若い男性スタッフが

「私もこれが大好物で…
先日誕生日だったのですが、
栃餅を沢山頂いて、その日中に食べないと
ならないので大変でした」

なんて嬉しそうに話をするのです。

ここらの名産の堅豆腐という
木綿の堅い豆腐があるのですが
これをお土産に…という話から
近くの白峰の村の話になったとき

「ここにこんな村があるのは
奇跡と言われているのですよ」と

語ってくれたのですが
ああ、本当に好きなんだな、と
こちらが感じるのです。
一体、どんな教育をされたら
こんな風に楽しんで仕事をして
自分で考えてパフォーマンスを
上げていくことができるのだろう?
と本当、それを聞きにだけでも
もう一度泊まりたいわ、と帰り道に
思いました。

最後に車を見送るのに
二人のスタッフが出てきてくれたのですが
車が見えなくなるまで
手を振ってくれているのですが
驚くことに
本気で手を振っているんですよ。

ほら、今回みんな感度高い人ばっかりで
そういうのすぐわかるんで

「えーーなんか感動」
というような感じになりました。
あれ、スタッフの対応が
悪かったら、
多分全てのものが悪く見えていたと
思います。
設備だって決して良いとは
言えませんし、
古いし、お風呂も古いし…
が、スタッフの対応のおかげで

古いホテル
→まあ、頑張っているよね
お風呂も古い
→温泉の質がいいから、いいか…
などと脳内変換していました(笑)
何をしたら、あんなに
使える人材になるのだろう?と
本当に心からびっくりした
この古いホテルとのギャップが
すごかったのです。

全員が自分で考え行動する、
ということができ
しかも、
どう動くと全体に対していいのか
をわかっている
(自分本位の思い込みで行動しているわけではない)
そして、仕事に対して
熱意と情熱を持って
やっている
という素晴らしい若者たちに
出会いました。
それが、見た目とかも
普通の…
田舎の子っていうのですか?

いやはや、びっくりしましたわ。

本当に必要なこと

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(そのあとの永平寺にて)

自分で考えて行動することが
普通になることと
仕事に対するモチベーションを
自分たちで作り出すことで

あんなパフォーマンスを
作り出すことができるのか、と
今後の参考になりました。
(もちろん一流ホテル並みにとは
いきませんよ。
でも彼らなりの今できるパフォーマンスです)
最近は寂れた温泉に
リニューアルの手が入り、
見栄えよく、
女子が好きそうな感じにして
お客様を集めるところも
多くなってきました。
中には「これ必要?」という
ものもあったりするのですが

ここでは
そんな資本なくてリニューアルとか
できないのでしょうが

今できる最善はなにか、と
できることを考えて
実践されている、ということが

すごく良かったです。

見える豪華さにお金をかけるのではなく
スタッフの在り方を
作っていることに凄さを感じました。

最初に感じた違和感は
この古ぼけたホテルと
スタッフの人たちのあり方の
ギャップだったのだと思います。

なんていうのかな
モチベーションが下がるというの?
こんなところで働くんだ…と
普通はなりそうなものなのに

それがない・・・

むしろ、生き生きし
笑顔いっぱい。
ほとんど若い、多分派遣とかの
人たちですよ。
それがここまでのことを
成しえているという驚き。
勉強になりました。
で、そのホテルですが…
ホテル八鵬

白山に登山するお客様が多い
宿です。
福井にも近く、
永平寺とか平泉寺白山神社とか
結構近いです。

場所的には動きやすいと思いました。

あ、あんまりすんごい期待して
いかないように。
うちら、マイナスから入ってプラスだから笑

流れに任せる

当たり前のことを当たり前にできること

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