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視点を変えてみる

昨年の4月からインドネシアは
ジャカルタの邦人向けの情報誌
「さらさ」にて
『自分らしく生きるヒント』という
コラムを書かせて頂いています。

14回目になる今年の5月号には
3月に入ったジャグジャカルタの
ことなどを踏まえた記事を書きました。

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【視点を変えてみる】

3月の終わりにジャカルタに初めて
行きました。さらさで記事を書いて
いることもあり、やはり一度は
訪れたいと思っていたので良い機会
でした。
空港に降り立った時、日本ではあまり
受けたことのないものすごい火の
エネルギー、底に秘めるエネルギッシュな
可能性を感じました。

一つ上の視点でみてみる

うわさには聞いていましたが、渋滞が
なかなかすごいですね。計画通りに
ならなくても仕方がないかと、通常の
3割増しの余裕を持って行動している
自分がいました。

移動はタクシーや友人の運転手付きの
車でしたが、その運転技術はある意味、
目を見張るものがありました。
日本では横入りといわれるものも
ここでは当たり前。むしろ、しないと
いつまでたっても流れに入れません。

ここではそれが普通であり、だから
相手のそういう行動にもいらだたない
のだなと車に乗る度に思いました。

日本なら譲り合いというのが
「美意識」と考えられますが、
ここでは流れに乗ることの方が
美意識にあっているのかも
しれません。

私はこれまで、美意識とは
変わることのない価値観だと
考えていましたが、実は時と
場合によってしなやかに変動
するものだと気づきました。

「譲り合う」と「横入りを
する」は真逆の行為のように
思えますが、一つ上の視点から
見ると、気持ちよく場を整える
ためにはケースバイケースで
どちらを選んでもよいということに
なるのでしょう

価値観は自由に変動して良いものと
いうことを理解していないと
「譲り合う」という行為だけに
とらわれていて、これではいけない、
こんなことは許せない、という枠を
自分で自分に作ってしまい、
苦しくなります。

何かにとらわれている自分に
気づいたら、ふっと一つ上の視点から
見てみる意識を持つと違うものを感じ、
もっとしなやかに変化していくことが
できるかもしれません。

破壊と創造

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滞在中にジャグジャカルタへ出かけ、
ボルブドゥール寺院とプランバナン寺院
を訪ねました。どちらも息を飲むような
佇まいで、意識がはるか過去にさかのぼって
いくような感覚になりました。

特にプランバナン寺院では「作られて、
栄華を誇って、そして去っていったもの」
を感じました。何でもそうですが、
一つのものが完成すると次は滅びる道
へと続いていきます。

でも、それは悲しむことではなく、
次の新しいものを生み出すための
衰退ともえいるのです。

何かが朽ちなければ新しいものは
出てくることができません。
破壊がなければ創造はあり得ない。

まさしく、プランバナンに祭られ
ているシバ(破壊神)、
ブラフマ(創造神)、ビシュヌ
(維持神)のエネルギーなのです。

ずっと同じことを続けているようなものも
小さな局面で見れば古いやり方の破壊と
新しいやり方への創造が繰り返されています。

そして、より良いものへと変化している
のです。一度出来上がったものや
決めたことにしがみついたり、
これでなければならないという考えは、
この変化のうねりの中では邪魔になって
きます。

向上や前進のためには多かれ少なかれ
破壊というものが必ずつきまとうのだと、
このジャングルに突然現れたであろう
寺院群を眺めながら思いました。

物の見方の視点が低いと「破壊」
「壊される」「手放す」ということに
目が行き、その先にある「創造」
「再生」「向上」という質のものが
見えない場合があります。

プランバナンでも私は、違う視点から
物事を見てみるということを
教えられたような気持ちになりました。

時間があれば何時間でも佇んでいたいと
感じた場所でした。

旅で得たもの


今回の旅の中では、この「破壊と創造」
と「視点」が何度もキーワードとして
入ってきました。

さまざまな視点を自由に行き来して
物事を考える思考の柔軟さが、
これからの時代には必要になってくる
のだと思います。

普段の生活の中で受け入れがたいものも
「ちょっと上の視点から見てみると
どうなるのだろう?」と意識してみたら
どうでしょうか。嫌なことも、それが
絶対に許せないものなのか、
受け入れられないものなのか考えて
みましょう。

視点が変わると、受け入れることは
できなくても「そういう考えもあるか」
と思うことはできるかもしれません。

それだけでも心は少し軽くなりますよね。

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以上、さらさ2016年5月号からでした。


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