Ideacube

雨が降る中
三田にある弘法寺で行われた
行徳哲男先生と
鎌倉円覚寺菅長　横田南嶺先生の
講演会へ参加する。

今回は「信じる」というテーマ

 

行徳先生は友人の美香さんの
お父様でもあらせられ、
お話を伺う機会は何度かありますが
その熱い思いは
90崔になられた今もふつふつと
感じられるほど。

 

先生のお話の中でも有名な
「野鴨」のお話は今回も胸に
グッとくる。

 

ある湖で野鴨が毎年、海を超えて
やってきたのだが、
ある老人が餌付けをするようになり、
そこに住み着いてしまったという。

 

本来の野鴨たちは
1万何千キロという距離を
休むことなく
飲むことも食べることもなく
飛び続ける力がある。

 

ところが、
安住・安定に慣れてしまった
鴨たちはもはや、その力が
なくなってしまうのだった。

 

行徳先生は仰る。

安住・安定が全ての悪の根源だと。

そんなものにしがみつくことで
人間としての命の輝きを
表現する機会を失っていって
しまっている、と。

私は自分の理想としている
「咲ききること」と通じる
この考えに本当に感銘を受ける。

そして、昔、
この同じ野鴨の話に感銘を受け、
会社を創立した後も
その精神を忘れないように、と
していたのが
IBMを創ったトーマス・ワトソンだ。

IBM出身者としては震える瞬間。

 

考えて解決することなどは
何もない。

全ては行動。

感じて行動することにのみ，
道は開ける。

考えて，ではなく
感じて， 感性をフル稼働させて
行動するのだ。

じっとしていても
道は開けない。

 

ああ、この話をうちらの仲間に
聞かせてあげたい，と
一緒に行った仲間と帰り道に
話していたのでした。