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言っていることが違う?いえいえ…

昨日、「覚悟を決める」ということに
対して記事を書かせて頂きました。

私たちが直面するような
覚悟決めてやりましょうよ、と
いう時というのは
命を賭けるような深刻な場合は
少ないですが…

慎重に考えすぎずに
決めて動く、という
軽やかさも必要になります。

その一方で
熟考して検討して決めないと
ならない場合もあるわけです。

例えていうなら
新しいことを始めようとするとき

お一人様でやる場合と
社員がいる会社の場合、

規模の大きさとか
それをやることによっての
影響力の違いとか…
全然違うわけですよね

これ、物事のレイヤーが違う、
っていうの、わかりますか?

だから一方では
「決断は軽やかに」

と言っておきながら

「なんで、もっと慎重に考えないの!」と
怒る場面も出てくる、ということ

それ、普通のことなのですよ。

全てのことに対して
言っていることではなくて
考え方の1つの方向性、とでも
いいましょうか。

ここのところが
思考の固いというか、視点が
固定化されている方々というのは
理解がしにくいように思います。

image

「あの先生は決めるときには
軽やかに、と言ったクセに」という
そういう矛盾が出てくるように
感じるのかもしれません。

言っているレイヤーが違うんですよ。

これね、本当に会社にいるときも
普通の時に話をしているときも
感じることなんですが…

例えば
何かイベントをすることに
なったときに
やらなければならないことは
沢山あります。

会場はどこにするのか、とか
どんなターゲットにするのか、とか

決める前に

会場のテーブルのお花は
どんなアレンジにするか、は
決めないですよね?

でも、そこに目がいっちゃう人に
とっては「お花はどうするんだろう?」
にフォーカスしていて
他のことは目に入らなくて

「みんな、なんで真剣に考えてくれないの!」
なんてことになっていたり…

やること、っていうことでは
それもやることの1つですが

何からやればいいのか、
何が大事なのかを俯瞰してみないと
そういう思いついたことから
やろうとする、ということが
起きてきます。

先ほどの「覚悟」もそうですが…
どこの視点(レイヤー)から見るかで
見えるものも変わってきます。

見ないとならないことも
変わってきます。

例えば

昨日はA案を先にしよう、と
言っていたのに

今日になったらB案をしよう、と
いう話になっている。

なんて、一貫性のない上司なんだ!
というような話はありますよね。

でも、その上司にとっては
お客様によりよいものを提供する、
という視点では一貫していて

Aと思っていたが現状が変わったので
Bでいったほうがいい、という
判断をしている場合もあるのですよ。

何をもって一貫性をみているのか?

昨日もコンサルの中で
そんな話がありました。

施術メニューの中で
時間だけ決めて、何をやるかは
こちらが決めてやったら?という提案に

「お客様との協業作業としての
セッションを大事にしたい」という旨の
ことをおっしゃたのです。

私はお聞きしました。

「協業、一緒に創るとは
どのレベルでお話されていますか?」

つまり、
メニューを<選ぶ>段階で
こちら任せでなく、
お客様の意見を聞くことを
一緒に創る、と考えているのか

自分の状態がわからないお客様に変わって
お客様のなりたい状態を
カウンセリングし、
またカラダからのメッセージを
キャッチして
そこに対して必要なものを
提案していくこと、

創り上げる、というところで
一緒に創るということをするのか、

どのベースで考えていらっしゃるの?

とお聞きしたのです。

その方の意識にあったのは
施術を選ぶ、というところ。

だから、こちらが決めるのは
一緒に創り上げる形ではないから
なんとなく、納得できない、と。

何が目的ですか?とお聞きしました。

お客様が望む状態に
もっていくお手伝いをすることで
あるならば
そこに向かってできることを
していくことが
一緒に創りあげること、
その本当の意味なのでは?

健在意識上の
アナタがこれ、選んだんだよね?
だから、私はこれをやるんだよ、的な
施術メニューを一緒に選ぶなんて

本当の意味の協業じゃないと思う

とお伝えしました。

すぐにご納得くださって
ご自分の考えていらっしゃる
レイヤーを変えて

一緒に作っていく、ということを
再認識してくださったようです。

このように
一見、矛盾しているかのような
事柄もレイヤーを変えると
そうではないことが多いのです。

このあたりのことを
面白く書いた本があります。

私もこれを読んでいて
色々なことが私の中で繋がりました。

なるほど、こういうことだったのか…

具体と抽象
 細谷功 著

お読みになってみてください。

私にはめっちゃ面白い本でしたが
わからない人には
なんのこっちゃな本なのかなぁ。

仕事をやっていく上で
こうした視点があるということ
わかっていると
今、どの視点で話をしているのか
意識するだけで

なんの話をしているのかが
わかりやすくなるでしょう。

—–

私の見ているもの

人にモノを問う姿勢

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