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諦めていたことが…

昨日はチューニングの講座に
パフォーマンスアップで
何人かの現役のシンガーの
方がゲストモニターとして
いらっしゃった。


お一人目はアニソンの主題歌などを
歌っておられ、
ミュージカルなどにも出演されて
いらっしゃる40代男性。

お顔が童顔で
高めのテノールで唄われるが
年齢とともに求められる声が
変わるので
もう少し深みのある声が
出せるようになりたいという
リクエスト。

 

師匠のヴォイス・イノベーションが
始まる。

そんな技が…と
思うようなことが沢山…

そして、チューニングのあとに
もう一度歌ってくださった
その声は全く別人になっていた
のですが、
ご本人、淡々とされていて
気づいてないのかしら?と
いう反応でした。

きっと、
あまりのことにどう反応して
いいかわからなかったのね。

午後のもう一人の方。

以前にも1度いらした女性の方。
Sさん。

十数年前から喉の変わった病気に
なってしまい、(イップス?)
自分の意思とは異なり、
声帯がまるで不整脈のように
キュっと詰まって声が
切れてしまう、ということが
起こる。
(専門的な表現ではないから違うかも)

それを裏声と地声のミックスで
カバーすることで
なんとか歌を歌ってきている。

 

地声を出すと途切れ途切れに
なってしまうため、
その不安から身体も硬いし、
頑張って身体を使って声を
出しているため、
頭の後ろ、首、背中が
パンパンになっている。

 

身体を緩め、
声帯を整え、
何より、その原因となっていた
物を取り除き…

この時、
実は裏では奇跡が起こっていた。

この後にモニター予定していた
男性の方が
会場の雰囲気をみて
怖気付いて?帰ってしまったのだ!

だから、Sさんは持ち時間が
倍になったわけですが…

 

それまで変わるのだけれど
何か1つ突き抜けられなかった
Sさんが
この男性が帰られてから
見る見るうちに変化が始まった。

その不整脈のような声の切れが
なくなってきたのだ。

驚きと喜びが声に乗って
響いてくるのを
会場にいた我々全員が感じ取り、
感動の波紋が広がっていった。

 

それまで長い時間、
若い頃のように
何も考えずに声を出して
いた時とは違い、

いつも
どう出したらいいのかを
考えながら歌ってきたSさん。

 

ただ声を伸び伸びと
出していく…

その喜びに満ちた
「Over The Rainbow」は
聞く人の琴線を震わせ
上手いとかそういうレベルでは
なく、私たち聞く人の心を
震わせていった。

長くSさんを知るピアノを
担当していたじゅんじゅんは
号泣もの。

 

これも男性のモニター予定だった
方がお帰りくださったおかげで
時間ができたから
成ったこと。

 

ちゃんと神の采配が起こっている。

 

このソルライツチューニングの
エネルギーにはそういった可能性が
広がっている。

 

諦めていたことを
戻していくことができる。

その後、
鯖江から来たというご家族。
高校生のお嬢様が
側湾ということで、
手術をするか、
器具をつけていくか…と
言われて今回モニターで
東京までいらした。

 

師匠がご両親に背中の
曲がり具合を確認してもらって
施術すること10分くらい。

 

真っ直ぐになった背中を
ご両親は触ってびっくり

お嬢さんも来たときとは違い
笑顔になって帰られた。

こんな奇跡を毎回毎回
私たちは見せてもらっている。

そして、師匠にそのたびに
「ここにいる全員これくらいは
できるから」と言われるのだ。

 

もうすぐ、
これを初めて2年になる。

私たちは
どんな物を諦めている人たちの
力になれるのだろうか。

鳥使いの家

不思議なタイムリープ

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