『外出支援』という高齢者向けの外出・小旅行などの付添いサービスをされている、とても美しい方がいらっしゃいます。どうしても『介護』というといかにも介護人というような方が付き添ってくれるイメージがございます。
介護されている、という印象ではなくて、娘のように普通に寄り添って観劇や買い物、大好きだった旅行にお連れする、というサービスなのです。
これはパーティーのときなのでちょっと華やかですが、とてもエレガントな美しい方です。
何故、外出サービスを始めたのか…
プロフィールにもありますように、リハビリの病院で5年以上勤務後、様々なご経験をされてリハビリステーションにお勤めの中で利用者さんが「昔は観劇にいっていたのに…」「旅行が好きだったけれど、もういけない」というようなお声を聞くにつれて、「だったら私が連れていくわ!」と思ったのがキッカケだそうです。
その外見とは裏腹にリハビリの現場を長く経験されているので、介護をするポイントを熟知されていらっしゃる小嶌さん。外出の下見などもしっかりとしていらっしゃいます。動線だけではなくて、トイレやレストランの雰囲気、広さ、テーブルの高さ、細かくチェックされてからの実際のサービス。
そして、そうした方々が何をしてほしいのか、望んでいらっしゃるのかを現場で見てきたからこそのお声がけや会話や気遣いができるのだと思います。
そんな小嶌さんのサービスのリピート率は100%。
一度お願いしたら、皆さんサービスを受けたいということもでしょうが、小嶌さんに会いたい、ということでお申込をされていらっしゃるそうです。
そんな中である認知症の奥様を旅行にお連れしたい、という旦那様からのご依頼で有馬温泉に一泊二日の旅行にお連れした記録がこちらの記事。
旦那様はご自分も高齢者であるわけで、奥様が大好きだった旅行に連れていっても介護でご自身が楽しまれるということはほぼなかったのだそうです。
それが小嶌さんと一緒に行くことで、ご自身も楽しむ余裕ができて、また奥様は元気なときのようにビールを飲まれて、笑顔で話されて本当に嬉しそうだったとお聞きしました。
小嶌さんのブログからお借りしました
諦めていた大好きなことをして頂く…すると症状や状態が良くなる方が多いそうです。
そうですよね。自分がその立場だったら行きたいところに行くことができて、そして介護されている、という感覚ではなくて娘のような人に付き添われて行っている、という感覚で行けるというのは嬉しいと思いました。
自分の母を旅行に連れていってあげたい、と思っていらっしゃってもなかなか一人では大変と思われることもあるでしょう。それをこうした方がいてくださることで安心して連れていくこともできます。
「あそこに行きたい」と言っているお母様に「時間ができたら」となかなか連れていけないことを心苦しく思っている方も少なくはないかもしれません。そうした時に安心してお任せできる方、なのです。
サービス詳細
日帰りや一泊の旅行をご家族とご一緒に、またお母様お一人でも行けるようにコーディネート&付添いくださるサービスです。それぞれのご希望に合わせて見積もってくださいます。
忙しいご家族に代わって、お母様をご希望のところへ出かける付添いをするサービス。
観劇、ショッピング、コンサート、お気に入りのお店でのランチなど下見をしっかりされてからお連れ頂けます。
小嶌さんにお目にかかったときに、その外見から「外出支援サービス」というものが正直、結び付かず??という感じだったのです。ですが、お話をお聞きしていて、なるほど、そういうお気持ちでされているのか…と納得いきました。
確かに現場にいらした方でないとわからない、その方の自尊心を大切にするサービスなんだとわたくしは感じました。もちろん、不自由な体で介護して頂くことはありがたいことだと思います。ですが、いかにも介護されていますという状態ではなくて、娘が付き添ってくれている…というような思いで外出を楽しめて、しかも、介護はプロであるという安心感。
こうしたことをされよう、とお決めになってやられている小嶌さん、素晴らしいと感じました。
ご自身ももの凄く素直で、信頼できる方。お客様から頂いた感想やご意見を真摯に受け取られて次に反映させているのはさすがです。
自分が前に出るお仕事を希望されることが多い中、本当に素晴らしいことをされていらっしゃる方にお会いしました。
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