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最高の夕陽と星空を見る方法

こんにちは、林ゆう子です。

ハワイのお話もいよいよ大詰め。そもそも、ハワイ島に行きたかったのは満天の星空を見たかったからなのです。だから、わざわざ新月の日程で組んでもらったのですね。そう!4000m級のマウナケアの上から星をみたい!という最終日のビックイベントです。

ハワイ島って4000m越えの山が2つもあるのですよ。でも、模型で見てもわかるのですがとってもなだらかでえ?これで富士山よりも高いの??と思ってしまいます。登山という感じではなくて、すーっと走っているとここ、2000mよ…なんてことに。

ですから、頂上までは車で行けるのですが、途中で休憩を十分取りながらいくわけです。高山病対策です。スタートは14時半すぎ。
コナに行った日も休憩しました2000m付近にある休憩所で用意した軽食をみんなで頂きます。この日午前中はとってもいい天気だったのですが、実は出発した頃は少し雲が出てきていたのです。

ちょっと後ろに雲が見えているでしょ?結構高原ですから、涼しいです。

お約束のかぶりつき写真…


わたくしも…


みんなで…

ね、まだ上のほうに雲がありますでしょ?本来でしたら、この地点で雲が下にないとな…ということで「今日は雲が高いな…」と黒島さん。あまり上の方に雲がありますと、登っていっても雲の中になってしまって見えない時もあるそうです。

ここで身体ならしをしている間にどんどん雲が厚く空いっぱいになっていったのでした。

えー、見えなかったらどうしようー?」とは実は1mmも思わなくて。そこは潜在意識の使い方、なって欲しくないことをイメージして、さらにどうしよう?と気持ちを寄せてその気になって心配する行為はなって欲しくないことを実現するためにエネルギーを与えてしまうのです。

 

ですから、ここは素晴らしい夕陽を見て感動し、そのあとに星空に感動している自分をイメージして、そちらに対してその気になってわー、嬉しい〜!と思うわけです。

 

40分くらい休憩を取ったあと、中腹2800mあたりにあるオニヅカ・ビジターセンターを目指します。ここはスペースシャトルの事故で亡くなったハワイ出身日系のオニヅカ大佐にちなんで名付けなれています。

ここからは四駆でないと登れない砂利道になります。

 

オニヅカ・ビジターセンターにはこちらに書きました、銀剣草(シルバーソート)が生えている高山植物エリアを散策。


珍しい銀剣草の花です。


マウナケアに向かって祭壇がありました。ここで山の神様にご挨拶。入らせていただきます…よろしくお願いいたします…と。

途中雲が厚くなってきましてね…

こんな状態で雲の中に入ってしまいましたけれども…

きっと晴れるから大丈夫…と心配なぞいたしません。
すると、さっと雲が切れて晴れてまいりました!

 

下を見ると一面、こんな厚い雲海が広がります。360度この状態ですから下は曇りか雨なわけですよね。でも、雲の上は晴れているー!実は来る時、雲が相当高くて飛行機の上からマウナケアが見えなかったのですよ。そんな日もあるんだ…と話していたのですが…。

遮るものがないので太陽の光がまっすぐに差し込み、あまりに眩しくて先の道が見えないほど。片側は崖でハンドル操作を誤ると落ちてしまいます。黒島さんは運転に集中。とても疲れると思います…。


太陽が近いのです。とても強烈な光でその眩しさったら、今まで体験したことがないかも…。本当に光が強すぎてサングラスしていても何も見えません。


運転に真剣な黒島さん。窓の外は一面の雲海。


反対側は崖ですよ。こんな道がずっと続いていきます。なかなかに大変なのですよ。
私たちはもうワクワクしていて…

ニコニコでした…。

あ、そうそう…。余談ですがマウナケアではトイレを見つけたら、絶対に行っておけ、と言われておりましたので、通常でしたらそれほどトイレが近いわけではないのですが、休憩する度にトイレにいくのですが、びっくりするくらいに出るのですよ。まあ、水を飲めと言われて飲んでいるのですが、気圧でそうなるのでしょうね。本当、面倒でもトイレを見つけたら行かないとなりませんよ。

 

しばらく走りますと目の前に各国の観測所が見えてまいりました。
ちょっと不思議な光景です。

日本の観測所、すばる望遠鏡はこちらです。

頂上に到着しますと、何台もの車がサンセットのその瞬間を待っています。ここは4200m地点ですから、本来だったらマイナスになっていてもおかしくない状態で、この待っている時間もですが、日が沈んでからがめちゃくちゃ寒くなるとお聞きしていました。
ですから、みんなダウンの2枚重ね、帽子、手袋、ヒートテックの重ね着などをして防寒対策をしていたのですが、なんとこの日は外気温8度くらいあって…。薄手のダウン1枚だけでいれました。


美しい太陽が雲海に沈んでいきます。


ため息の出るような美しさで、泣き出す方もいらっしゃいました。本当に美しい。
言葉が出なかった…。


周り一面の雲海に夕陽が落ちていき、太陽の光で雲が紅に染まっていく様は言葉にならない美しさでした。相当に美しい夕陽だったのでしょう。レンジャーの方も夕陽を見に出てきていらっしゃいました。


言葉なく、ただただ見惚れる…
私はこっそり遠隔オペレーションをさせて頂いておりました。


紅に染まる空とすばる


東の空もこんな感じで幻想的…

本当にうっとり、そして寒くなかったのでずっと見ていられました。ただ、日没から20分以内に下山しないとならないというルールがマウナケアにはあるそうです。降る車のヘッドライトが観測の邪魔になるから。

そこできた道を延々降ってまいります。途中の紅の空と雲海も美しかったです。
そして、2500mくらいのところにある駐車スペースに車を停めました。ここで星空を見るのでした。写真は一枚もありませんが…

ここではさすがに一応ロングダウンを着ましたが、まさかの暖かさのおかげでそのまま駐車スペースにみんな寝転がって、実は30分も星を見ていたのですよ。寒かったら5分と外にいられないとお聞きしていたので、本当にラッキーでした。

新月の日、しかも雲海で下の光は一切なし。まあ、その星空の素晴らしいこと!
そして、中にはいくつか「星じゃないよね?」という星のふりをした光もありました。みんながなんというか、里帰りというか、故郷とのビデオレターを見ているような、なんとも言えない感じがありまして。

多分、もう帰るよと言われなかったら、ずっとずっと見ていたと思います。

本当に美しい風景をありがとうございました。いっぱいの美しいものを見て、エネルギーを頂いた素晴らしい旅でした。

次回は番外編の素敵なものをご紹介。

静かな侵略

ハワイの思い出一覧

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