いまでもはっきり思い出します…
とっても不思議な出来事だったの…
(2010.6.30のブログ記事より)
今日は方位取りに勝浦にきました。
これも不思議なご縁があり、
たまたま、もともとのお客様が勝浦に引っ越され、
勝浦に行こうと思った日にメールを頂いたので
こちらで彼女の施術をすることになりました。
お陰で海の見えるハワイアンカフェでランチをし、
施術後、歩いてすぐの海岸までいくことができました
その海岸での話しです。
足先だけでも海に浸かりたいと
裸足になって海で遊んでいた私らですが
サンダルで来ていたHさんと違い、スニーカー。
Hさんがもってきてくれたタオルで懸命に砂を落としてました。
と、後ろで何やら騒がしいガナリ声が…
ふと見ると、まるで代々木公園にいる
ホームレスのようなおじいさんが叫び声をあげてます。
眼を合わせないよう、二人で「なにあれ?やばいね」と
知らんぷりをしていました。
酔っ払いか薬中か…というような状態です。
なのに、こともあろうに、おじいさんは私らのすぐ後ろに立って
手をブルンブルン回して
「ウ~ウ~」と唸るのです。
まじ、ヤバイと無視を決め込んでいると
さらに声を荒げて
「ウ~ウ~ウ~」と言葉に全くならない唸り声をあげるのです。
どうしよう…と思った、その瞬間でした。
「え?水っていってる?」
自分でも不思議でしたが、それが私の口からでた言葉
海岸縁の階段に腰を下ろして
足を拭いていた私たちの後ろにたっていたおじいさんは
その私の言葉を聞くと
一目散に階段を駆け上がり
海岸通り沿いの家へと走り込みました。
「ウ~ウ~」と手を振り上げて窓越しに手招きしてます。
私はずんずん、家の脇までいきました。
すると中から
蛇口の鍵を持ってきたおじいさんが
家の脇にある水道の蛇口を開けて
水を出してくれたのです。
「ウ~ウ~?(気持ちいいだろ?)」
「うん!ありがとう!気持ちいいね!」
私が言うと
おじいさん、歯の全くない口と真っ黒に焼けた顔で
ニカっと笑います。
「ウ~ウ~」
「助かったわ~!ありがとう!」
握手をして、御礼を言って帰ってきました。
一部始終を見ていたHさん、
「なんでわかったんですか?」
外国でも、全く言葉がわからない人が
何を言ったかわかるようなときがあるけど
いや、私も何でわかったか、わからない。
ただ、私が無視してタオルで砂を落とそうとした瞬間に
おじいさんの「ウ~ウ~」という唸り声が
悲しそうに、そしてちょっと怒ったように聞こえたんだ。
その瞬間、「水」って言葉が口から出ていたんだ。
普通のおじさんだとしても
誰が水遊びして砂だらけになっている人に
わざわざ声かけて自分のうちの水を貸すだろう
ああ、神様があんなおじいさんの格好して
私に声をかけてくれたのかと思いました。
もし、おじいさんの心の声を感じ取れず
無視していたなら、どうだったのだろう
見た目に騙されて、知らずに人を判断してること
きっとあるよな…と
色々なことを考えさせられました。
おじいさん、お水、気持ちよかったよ。
ありがとう…
※6年前のことなのですが、このね、言葉にならないものを感じ取る、これがいまお伝えしているコアポイント、なんだと思います。
こうした「兆し」を読むチカラにもなるのだと思います。
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