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大いなる循環の中で

昨年から淡路島を訪れて
自然農を営む柏木さんから
自然に大地に触れながら
様々なことを学ぶ機会を
与えて頂いている。

もう何回目になるのだろう。

その都度、目から鱗…
知っていたつもりだった言葉が
ただのつもりだったことに
何度も、本当に何度も気付かされ
打ちのめされるようなショックを
受けるのであった。

心の奥の奥の方から込み上げる
魂の琴線に触れた時に起こる
感涙と共に何度号泣したことか

 

先週末の感想を…


【大いなる循環】

“作業”としての農ではなく
営みとして
育むもオンとして
良くなることを祈って行う
野良仕事

山と畑と海と…
それぞれが別個の産業ではなく
1つの関わりの中で
生かされているもの

 

山に降り注ぎ
様々なミネラルを含み
田畑を潤し、
そしてさらに海へと注ぐ水

 

山が豊かでなければ
海のものも育たない

山の恵みの水を頂いて
育てさせて頂いているのだから
その感謝を込めて
汚すことなく
海へ注ぎ入れたい…

そう考えた時
そこに農薬や化学肥料を入れるのは
どうなのだろう…

 

 

色々な考えがあるし
理由もある

 

「私」はどうなのかと考えれば
人間が大きいものを採りたいからと
そのための何かをするよりも
水が綺麗なままであるのを
選択したいと、感じる

 

 

それは農が「業」になってしまうと
経済が先にたち
どうしても数や大きさ、といった
基準ができて、それを満たす選択を
していってしまうが

 

野「良」仕事と捉えた時、
選択は変わってくるように思う。

 

 

「循環が大切」と流行り言葉のように
あちこちで言われるが
本当の意味で循環を考え
それを選択し、実行しているのかと
昨年、初めてこの農リトリートを
通じて、大地に触れてみた時に

 

衝撃とともに感じたこと。

 

 

私が知っていた、わかっていたことは
(わかっていたつもりになっていたことは)
言葉の外側だけだった…

 

そんな頭を打ちつけるような
ショックとともに
畑で号泣した昨年

 

拭くものが何もなく
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔に
なってからは
必ず首にタオルを巻く

今はそこまで号泣はせずも
それでも毎回感動の涙

 

私はまだまだ知らないでいる

 

こんなに与えられていることも
受け取ってないじゃないか
感じてないじゃないか

 

そして、まだまだと
考えている自分に気づく

 

美しい山に入った

竹林と樹々が織りなす不思議な林

 

竹は水が止められると
下から山へと上がってくるという

だから竹林が多くなった山は
他の樹々が枯れてダメになると
言われ、竹が問題視されるそうだ

 

しかし、

ダメじゃないんです」との言葉

 

今、この時を、切り取れば
竹に侵食される山、という図を
見ていることになるが

その先にやがて竹が枯れ、
楠や椎や様々な樹々が育ち
また山が蘇っていく

 

 

その長い目をもってみれば
今はその一瞬の竹が多い時期を
切り取ってみているだけ

 

良いも悪いもなく
大いなる流れの中でそれさえも
あって良いものとなる

 

私たちはなんと狭く
短く、この世界を見ていることか

世界はもっと大らかで
豊かで
愛に溢れていて
宇宙の奇跡はどうしたって
素晴らしくって

 

長い目で見ていると
今、ここで起こっている問題と
思われることも
ほとんど問題ではないのかも
しれないということ

 

今、この世界で起こっている
様々なことさえも

この世界にとっての
織り込み済みのプログラムだとしたら
慌てる必要も
心配することも
不安になることもなく

 

今をどれだけご機嫌に
周りに良きことができるのかが
大切なのかもしれません

 

 

死という形をとって
物理の世界からは消えたとしても

 

おおもとのエネルギーに還り
もう一度、
そこから宇宙を織りなす力と
なるのでしたら

 

それはもう
素晴らしい流れの中に
いるだけなのだ、わたしは…と
思ったりするのだった

 

 

そんなことを考えると
毎日は美しく
無駄なことはなく

 

私はわたしのできることを
わたしは私の好奇心を
満たすことで
世の中のお役に立てるのだと
いうことが

何故か言葉ではなくて
体感としてわかる感覚

それでいい

 

 

これでいい

 

そしてまた
何かあると惑うのだけれども

 

それでも
風に吹かれる穂先のように
なびくが
倒れない、根っこのような
感覚が

 

この何度も体験させてもらった
自然との関わりの中で
自分の中に育まれてきたことを
感じずにはいられない

 

ありがとう

 

 

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