この話は今までも何度か
書いているけれども
本当にここが私自身の一つの
重大な別れ道だったと思うこと。
それは今から22年くらい前のこと。
当時の彼がちょっと言葉の暴力を
振るう人でね。
ほら、私って負けてないでしょ。
だから、毎日常に戦闘モードに
なっていてね。
罵り合うから、自分のオーラが
汚れて輝きがなくなっていくのが
わかるんですよ。
気がついたらね、
髪の毛が殆ど真っ白になっていたの。
その頃の私はこんな自分を
変えたいと思っていたのね。
だけれど、
よくいうんだけれど、
自信がない、という人に
とっても多い現象なんだけれど…
こう思っている人が多いんだわ。
本当の私はすごいんだ
って。
これを私は
「本当の私はすごいんだ病」と名付けている。
こんな私が嫌い、自信がない、って
口で言っているくせに
心ではこう思っているから、
実は直そうとなんかしてないの。
このクソな自分さえ、なかったことに
したら、本当は私って凄いんだから
もっと〇〇ができるんだ。とか
思っちゃっているの。
そう、私がそうだった。
だから、何年も何年も何年も
変えたい自分からおさらばできず
ずっと自信がないままだった。
でね、その彼に言われるわけよ。
「お前のこういうところがダメだ」
「〇〇だから」とか言われると
反発していたわけですよ。
ところがある日、
私の中の何かが切れたの。
「…そうよ、それが私よ!文句ある?」
って言ったんだわ。
その言われているクソな私が
自分だと、面と向かって認めたの。
そうしたらね、
その瞬間に自分のことを
過大評価もましてや過小評価も
しないで、等身大の自分になった、
という感覚があったんだ。
私が私になった瞬間
その次の瞬間、
なんていうんだろう、
夢から醒めた感覚っていうの?
え?こんな自分でいるの嫌だ。
…やめよう…
ってあっさり思ったのよ。
あんなに手放したいと
思っていた自信のない、
感情をコントロールできない
自分を「やめよう」って
思ったのでした。
そしたらね、
どうしても離れることが
できなかった、その関係からも
離れることができて。
その辺りの記憶が実は
とっても曖昧で…
(なかりヤバかったしね…)
その後に起こったこと。
まあ、自分の家に戻っていて
すぐくらいにそれは起こったと
思うのですが…
何故そうなったのか、
その前後に何があったのか
さっぱり覚えてないのですが
突然、
眩しいような真っ白な光と共に
感謝が溢れてきて…
生きていることに、
生まれてきたことに、
あんなに近寄らないように
していた両親に、
この世界に
空に、雲に、太陽に、
鳥に、周りの人たちに
感謝の念が溢れてきて
涙が止まらなくなって…
父と母にメールでだけど
今までありがとう、って
送ったんだった…
そこから、
多分、
私は別の人間になったんだと
思うのですよ。
だって、
それまでどう足掻いても
ネガティブで
いいようになんて思えなかった
事柄を
なんとかなる、
きっとよくなる、
わからないけれど、大丈夫…
って理由なく
思えるようになっていたのだもの。
だからね、いうの…
「本当の私はすごいんだ病」を
やめて、
そのクソな自分に白旗をあげてって。
これが自分だと諦めて、って。
多分、それが最強の自分になる
1番の近道。
方法とかじゃない。
ただ、それも私と認めることなの。
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