この書は昨年の大河「おんな城主直虎」の題字を書かれたMayaa Wanasugi氏に50歳の誕生日に書いていただいたものです。
当時は「3秒見たら石になる」がキャッチで怖い人だと思われていました(笑)
ブラック上等!
わたくしね、どの講座の中でもお話するのですが、人間ですからそんなに観音様やマリア様のように清らかな優しい心の時ばかりではないと思っているのです。
…わたくし、人の心が読めたり、何かが見えたり聞こえたりしているわけではございませんが、多分子供の頃からお腹の中で思っていることと口に出して言っていることが違っていると物凄く違和感を感じていたように思います。ですから、ある意味人間ってみんな本当に思っていることと言っていること、やっていることが違うのだな…と世の中を斜めに見ていた様に思います。「そんなこと言ってどうせ〇〇でしょ…」というような感じですね。
そんなに良いことばかり思えないときもありますでしょ。
そんなもんだと思っております、人間なんて。
それを「嫌いになってはいけない」とか「悪く思ってはならない」とか必要以上に思っておりませんか?もうね、そんなことを思ってもいないくせに「愛」だ「感謝」だと言っている方々が気持ち悪く感じておりました。でもね、ある本を読んだ時に、その著者の方の知り合いも「感謝」とかこれっぽっちも感じていない人間が、毎日100回「ありがとう」と言います、というのを始めて、バカにしてみていたそうです。ところが3年もしたらその感謝なんて感じてもいない人間が本当に何にでも感謝を感じる人間に変わっていたそうです。そして、言葉を言い続けることは力なんだと思った…と書かれていました。
そうですよね。「ありがとう」と言い続けることでいつも「ありがとう」と言っている人と同じ情報場に繋がっていったのですものね。何かあるときに「くそっ!」と思う変わりに「ありがとう」ですよ。そこまでやったらよいのでしょうね。
ともかく、自分の中にあるネガティブな気持ちを恥じるとか、嫌うとか、見ない様にするとか、隠すとか、そんなことしなくていいでしょ、と思っているのです。ありますよ、そういう気持ち。
でも、その気持ちがあることを知っていることとそれを表現することは別のことなのです、いつも言いますが。ネガティブな気持ちがあることを知っている。でも顔に出したり、言ったりしなくてもいいでしょ。
昨日ね、大阪で新年会をいたしましたときに隣に座っていた美人のTさんが寝ぼけたことを言っているのです。どうみてもTさんは女王様キャラ。好き嫌いが激しくて、ああこの人のこと嫌いなんだな…というのがだだ漏れだった方なのですね。ところが、そのTさんから驚愕な発言が…。
「私、嫌いなものを嫌いだと思ってもいいんだな、ってやっと思えました」というではないですか!
え?いま?
「それを隠さなくちゃと思って、ものすごいエネルギー使っていたんです」と驚く発言。だって、あれでかくしていたのか?と思うくらい顔に書いてありましたが…。周りの方々にお聞きしましたら、全員一応に「(だだ漏れ)…ですよね?」っておっしゃってました(笑)
そんな方も多いのではないでしょうか?あなたが隠していると思っている、そのブラックな気持ちは多分だだ漏れです。人ってそういうものを感じ取ってしまうのですよ、言葉にしていなくとも。
また、ブラックな気持ちの妬み、怒り、嫉妬とかも「自分もやってやる!」という起爆剤として使うことができますよ。これが人を陥れる、とか上げ足をとるとか人の足を引っ張るようなことに使っては自分の魂も汚れますが、自分の成長に使えば立派に役立つエネルギーです。
だいたいね、何年ネガティブ人間やっているんですか。そんな人のネガティブなんて消えませんから、安心してネガティブになっていてください。でも、そこに浸かり切るという意味ではございません。ネガティブになっても切り替えたらよろしい。
わたくしなんて、超ネガティブ人間ですからまず入りはネガティブですよ、未だに…。何か起こったときに「え?こういうこと?」とネガティブを想定しますが次の瞬間に「そんなわけないわ…」と切り替えているので、ネガティブに見えてないだけです。調子が悪いとこの切り替えに時間がかかりますので、時々落ち込んだりしておりますよ。
だから、いいのですよ、ネガティブだって…。
エセポジティブにならない
わたくしは思考の切り替え、視点を変えて解釈を変えていく、つまり採用するマインドセットを変えましょうということをずっとお伝えしておりますが、何か起こったときに思考を切り替えるのが習慣になってますとね、たまに自分の本当の気持ちを偽って、大丈夫だもーん、というかこれくらい平気とか頑張れちゃうようにしている方々もいらっしゃるのです。
企業とかで大変なお仕事をされている方々も本当の気持ちや感じていることは感じないようにしていて、なんとか乗り切っている方々もいらっしゃるでしょう。
これ、頭の表面では「大丈夫」とか「私がやれば…」とか思っていらっしゃるのが心の奥では本当はやりたくないとか、嫌いとか、「なんで私ばっかり…」とか思っているというケースが多いです。これらは本来はやりたくないことをやっているから、結構消耗しているのです。
ある程度のところにくると次のステージにいくためには、このやりたくないこと、本当はいやだと思っていること、自分のネガティブサイドとちゃんと向き合わないとならない…ということがありますよ。
自分の中の闇を知る
と言っているのですが、自分の中にあるネガティブな気持ちを知っていること。自分の中の狂気を知っていることって大事だと思っているのです。どうかすると、出てくるその存在を知っていることでその自分も自分だと受け入れていることで、そこが暴発したり、何か他のストレスがかかったときに発現したりすることを防げるように思います。
お金稼いで、良いこと言っていても裏ではDVしていたり…なんて方のお話はよく聞くではないですか。
わたくし自身、物凄く狂気に満ちた自分がいることを知っています。どうかすると人を殺しかねない自分がいることを知っています。まあ、こんな話はまた今度…
表面的にポジティブになっていたとしても、あなたが心の中でつぶやいている言葉が波動となって外へ現れていきます。そして、それが現実となっていく。だから、表面だけ取り繕ったポジティブになんてならなくていいです。
自分の中のネガティブを知っていて、でもネガティブに引っ張られない様、ポジティブな言葉を選んで使っているのとはちょっと違うのですよ。
これが「起こりの気持ち」の違いです。
ネガティブな気持ちの中でそれを見ない様にしようと思うから大きくなります。あるのを知っていて、フォーカスを違うところに向ける感じ。
とにかく、1日のうちにポジティブなことを考える時間を多くするということ。決してネガティブが消えてなくならなくてもできることです。
自分の中のネガティブな気持ちを消そうとか、隠そうとか無駄なことにエネルギーを使うのをやめて、もっと必要なことにエネルギーを使うようになさってくださいませね。
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