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17ちゃんとやる、とは…

先日、人生バラ色ダイアリーの講師養成講座がございました。(2017年です)その際にみなさまからこんなお話が出ていたのです。人生バラ色ダイアリーとは自分がどんな前提でいるのか、それを知ってその前提のままでいると望む未来を作らないなら、その前提を変えれるのだ、ということに気づくためのツールです。

みなさん、「ちゃんとやらないと」と思うことが多く、苦しくなっている。そして周りから「もうちゃんとやらなくていいよ」と言われるのですが、ちゃんとやらないの意味がわからない…とおっしゃるのです。

 

あなたは「ちゃんとやらないと」と思いすぎていますか?
「ちゃんとやらない」ということは、どういうことかわかりますか?

ちゃんとやらないと…、はどこを見ているか

まず、「ちゃんとやらないと…」と言っているとき、その視点はどこを見ていますか?

誰にとってのちゃんとなのでしょうか?

これは、大抵は自分以外の誰かの視点ですよね。他人軸を採用しています。その人にとってのちゃんと。いいえ、正確に言えば、その人にとってのちゃんとだろうと勝手に思っている「ちゃんと」でございません?確認もしてなければ、言われてもいないことがほとんどではないでしょうか?

 

頼まれてもいないのに「ちゃんとしないと…」と頑張って苦しくなって、お相手はそんなこと、頼んでもいらっしゃらないですし、思ってもいらっしゃらないですから、なんら意に介せずです。それをみて、あなたは「こんなにあなたのためにやってあげているのに!」キーーーという状態になっていらっしゃる。

 

お相手にしてみましたら、いい迷惑でございますね(笑)

 

こういうのを「一人芝居」と申しますのよ。

 

「ちゃんとやらないと」「キチンとしないと」と思っている時に、あなたはだいたい他人軸を採用していらっしゃいます。しかも、確認もしてない、言われてもいないことがほとんどでございますね。その幻想に囚われておりますと、自分の人生など生きることは到底難しくなってまいります。誰もお願いしてないのに、これをしないと!とご自分の労力と時間とパワーを使って、お疲れになることをされていらっしゃる…。そして本来自分がすべきことに使うパワーがなくなって、前に進むことができないでいらっしゃる。

 

それ、滑稽ではないですか?

 

そろそろ、おやめになったらよいですよ。

その意味のない他人目線を捨ててくださいませ。そして、こう考えてみてください。

「自分と世界にとって最高最善の状態はどういう状態か?」

こう考えたときに、あなたがそれまで「ちゃんとやらなくては」と思っている状態と同じでしょうか?もし、同じならばどうぞちゃんとやってくださいませ。

ですが、全く違うと感じるならば、それはあなたの独りよがりな考えであり、勝手な妄想の中で作り上げている「ちゃんと」なのだ、ということに気づいてくださいませ。

よくありがちな例…

 

「ちゃんとやらないと」と思って、要らないことに時間をかけていて、本当にやって欲しいことができていない、やる時間が残っていないという残念な感じ。

こうしないと…と自分が勝手に思っている「良かれと思って」をやることに時間と労力をかけているが、相手が本当にしてもらいたいことをやっていないケース。

 

例えば、何かの書類を提出しないとならない時に線をちゃんと引くとか、体裁にこだわりすぎて、内容が疎かになっていたり、ちゃんとしないとと自分の格好ばかり気にしていて、準備しなければならなかったことを忘れているとか…。

 

あなたは本当は世界の役に立ちたいと思っているはずです。
ちゃんとしなくては…というのは他人目線を気にされすぎる、という奥に人のお役に立ちたいという気持ちがあられると思います。
ですから、勝手に思っていることではなく、相手に確認するか、「本当はどうなっていたら自分と世界に最高なのか」のために動いてみてください。その時、自分も喜びますし、何より周りが喜びます。

 

あなたは「ちゃんとしないと」と思っていますか?

 

それは本当に相手のため、世界のためになっていますか?
言われたこと、頼まれたことですか?
あなたが勝手に考えていることではないですか?

ちゃんとやらない、とは手を抜くこととは違う

ですから、「ちゃんとやらなくていい」と言われたけれども、それがどういうことなのかわからない…とおっしゃっていらした方のように、多分それをおっしゃる方も本当にはご理解されていらっしゃらないのでは…と思うこともございます。

 

ちゃんとやらない、というのはなんでもかんでも、きちんとやらない、ということとはちょっと違います。手を抜くこととも違います。
それはあなたが勝手に考えている、妄想で動くことをやめて、ちゃんと確認してやるとか「自分と世界にとっての最善」「本当はどうなっていたらいいのか」という姿に向かっていることなのか?を考えて動くことなのです。

 

イメージしてください。あなたが「ちゃんとしなければ…」と思っていることをしないとならないと思ってやっているときはどんなお気持ちになりますか?

 

そして、「本当はこうなっていたら嬉しい、自分にも世界にも…」と思っていることに向かうことをしている時、どんなお気持ちでそれをやっていらっしゃるでしょうか?

 

同じですか?…違いますよね?

「ちゃんとやらないと」と思っているときは苦しくないですか?

 

「本当はどうなっていたい?」のために行動するときは、嬉しくさえありませんか?少なくとも軽くなりますでしょ?
例え、行動としては同じだったとしても気持ちが全く違いますでしょ?これが、結果の差を生み出します。

 

「ちゃんとしない」ということは手を抜くこととは違います。

 

でも、そんなに肩の力が入らないで、やっていて嬉しい状態になっていることなのですよ。

 

あなたは「ちゃんとしないと」と思って生きますか?

 

それとも「本当はどうしたら自分と世界にとって最高?」のために生きますか?

 

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