「フリーマインドという生き方2感情を感じてみる」でも書きましたが、この時期、移動になって今までとは文化も考え方も何もかも違う部署に移動となりました。今までグループで動いてきたわたくしにとって、同じ課の人たちと話もしない、動向も知らない、というよりも無関心。一緒に何かを作り上げるという感覚がないこの部署は物凄く居心地が悪かったのです。
多分、会社にいて初めて「会社辞めたい」と思ったのですね。ある意味、楽チンだったかもしれません。今までのように毎日終電生活ではないですし、人の目とかを気にしなくていいですし、通勤も反対方向で座っていけますしね。だから、こんなもんだと思ったらそれでよかったのかもしれません。
もしかしたら、本当に研究職ならそれでいいのかもしれないのですが、一応場所は研究所でも部門は営業部門ですからね。こんな心地悪い状態で毎日を過ごすのは嫌だと思ったのです。
環境は変えられない?
会社の環境とか、変えられないと思いますでしょ?どうしてこんな人ばっかりなんだろう?と思いますでしょ?その時にどうしますか?どうしてますか?
どうしてこんなにアホばかりなんだと悪態つきますか?
こんなところにいるから、自分が浮かばれないのだと惨めに思いますか?
だから私の良さが発揮できないのだ、と嘆きますか?
そして、何もしないで毎日文句を言ったり、思ったり、イライラしたり、変わらないものを不満に思ったり、こうなればいいのに、と人のことや環境に対してそうならないことを怒りますか?
わたくしがしたことは…ランチを一緒にする作戦、でした。同じプロジェクトに入ったメンバーのうち、まず誰ともほとんど話をしてないらしい女性の先輩をターゲットにしてみました。その方は何時にくるのかわからない感じでメンバーの方に「K先輩、いつ来るんですか?」と聞くとみなさん、「さあ、知らねーよ」的な返事であまり仲良くないらしい。
何も知らないし、来たばかりなのでそんなことは知りませんのテイでそのK先輩が昼前に現れた時にはすかさず、「お昼一緒にいきませんかー?」とお誘いしてみたのです。断られようと、煙たがれようと…。この時自分はワンチャンになってみようと思っていましたから。高いパティションにしがみついて目だけだして「K先輩、お昼一緒に行ってくれませんかー?」とお願いしてみました。そう、お願いです。ワンチャンになってお願いしてみて、どれだけ叶うかゲームです(笑)
いつもいつも、そうやって誘うのでだんだん、K先輩は一緒にいくのが習慣になってきました。その後は他のメンバーの人にも声を掛けるようにしていったのです。
この時、わたくしは何をしていたか、と申しますと「本当はどうなっていたい?」という問いに答えていたのです。いまはメンバーがバラバラ、とっても仲が悪く居心地が悪い状態なのを、風通し良く、楽しく仕事ができるような仲間になりたい。そう思ったのです。
そして、よくわかりませんがなんとなく、まずはランチを一緒に食べにいこう!ということをしてみたわけです。
そうしましたらね、どれくらいかしら…2ヶ月くらいした時には、メンバーでお昼を食べにいくのが普通になってましてね。それぞれが自分のことを少しずつ話し出すようになったのです。そして、3ヶ月目にはもう一つ願っていたこと、「職場が六本木に戻りたい」ということも叶って、あんなに盛大に送別会をしてもらったのに、3ヶ月でもとの建物へ移動していました。(部署は違いますが…)
研究所にいるチームとも仲良くなり、数人は一緒に六本木に移動となり、残りの方々も仲良くなって、最後はチームで旅行にいくまでになりましたよね。
変わらないと決めているのは自分。変わったってよくって、どっちがいいの?と聞かれたら、そりゃ居心地が良い方が仕事もはかどりますでしょ?本当にこの部署に移動になった時とは全く違う雰囲気になったんですよね。チームのみなさんも本当はそんな風に仕事がしたかったのだと思いますよ。
そしてその後、役目は終わったとばかり、またわたくしは部署が移動になるのですが…
給料泥棒と言われて
次の部署、ここが会社生活の最後の部署となるのですが…ここではある製品のプロモーションをしていくための仕掛けつくりのために行きました。当時流行りになってきた「CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)」を促進するシステムのプロモーションです。
それがなんだかさっぱりわからないわたくし。最初は勉強するしかなくてね、今のようにネットが充実していてすぐに何かが調べられる状態ではなかったのですよ。だから、本を読んだり雑誌を見たりするわたくしをみてね、口の悪い同期の男性が言うんですよ。「給料泥棒だな」ってね。
腹たちましたよー。でもね、仕事できてないんですもん。本当のことです。この時は前の部署で思ったのとは違う感覚で仕事辞めたい、と思ったのです。(すぐ消えるのですが)でもね、同時に思ったのは仕事今辞めて、わたくしは何ができるのだろう?ということ。だから、そこから色々と勉強してみようという気持ちにもなってオーラソーマも学びにいくことになるのです。
その「給料泥棒」という一言があったので、会社辞めてやる→今辞めても何もできない自分→何か自分が今できることをやっていってみよう、と思い、隔月で先生を招いてセミナーをやってみたり、自分も勉強しにいってみたり、ということを本気で初めてみたんですよ。
わかった、給料泥棒、上等だ!給料を自分の次のステップのために使おうと思ったのですよね。この辺りの話しは「フリーマインドという生き方3何を欲しているのか明確にする」などにも書いています。
そして、もちろんそれをやるからには本業の仕事のほうもきっちり、こなすというのが当たり前で、当時担当していたソフトウェアの社内外へのプロモーションが仕事でしたが、1ソフトの発表会ではないくらいの動員数を出していったりしました。一応、文句は言われないようにやることはちゃんとやる、これ大前提です。どれだけ、他のことをやってどれだけ、仕事でも結果が出せるか、これが次のゲームとなりました。
まあ、ここでも最終的にはこの「給料泥棒」発言をした同期の男子は本当同志として色々話したり、相談したりできましたし、会社辞めてからも施術受けにきてくれてましたからね。本当、あの一言がなかったら本気で何かを始めることはなかったでしょう。そのことを感謝しているんだ、と会社を辞めるときに伝えましたらね、言った方は綺麗さっぱり忘れてましたよ。
そんなもんなんですよね。
波動を合わせて行動する
研究所の部署も後の部署もですが、「こうなってほしい」ということを考えているだけ、思っているだけではなくて、そうなっていく行動を自らがするっていうのがポイントだと思います。
起きてほしいことを考える。
というだけではなくて、そうなっていたときに自分がしているだろう行動に近づけていくというのでしょうか。今、できることでやってみるというのでしょうか。それがなくては何も動かないし、そこをしないで波動だけよくすればいいのよね、と思いながらちっとも良くなってない、頭だけで合わせたふりをしている人が多いのですよね。
多くの人は起きてほしいことを考えて、その行動をする、というのが難しいみたいですね。だいたい、起きてほしいことを考えられない人が多いです。
起きて欲しくないことはあんなに考えられるのに…
こうなったらいいな、に向かって面白がって何かをしてみるという感覚ですよ。大事なのはいつだって遊びココロだと思っています。
次回は人生のうちで手帳を整理する日がくる、ということについて。
人間関係の整理、ですね。(つづく)
「フリーマインドという生き方」
「フリーマインドという生き方2感情を感じてみる」
「フリーマインドという生き方3何を欲しているのか明確にする」
「フリーマインドという生き方4気楽さと覚悟を持つ」
「フリーマインドという生き方5不安をコントロールせよ」
「フリーマインドという生き方6一番大切なことは〇〇」
「フリーマインドという生き方7自分と社会と調和させる」
「フリーマインドという生き方8内面と外見を一致させる」
「フリーマインドという生き方9環境が合わないと思ったら…」
「フリーマンドという生き方10価値観の違う人といない」
「フリーマインドという生き方11 人との付き合い方」
「フリーマインドという生き方12「ちゃんと」をやめる」
「フリーマインドという生き方13直感を信じるために」
「フリーマインドという生き方14気軽さを持つこと」
「フリーマインドという生き方15妄想癖のある人たち」
「フリーマインドという生き方16自分を一番傷つけるのは…」
「フリーマインドという生き方17ちゃんとやる、とは…」
「フリーマインドという生き方18自分のオーダーを知る」
「フリーマインドという生き方19色々体験してみたらいい」
「フリーマインドという生き方20こうしなくちゃ、はやめる」
「フリーマインドという生き方21.思いつきでやってみる」
「フリーマインドという生き方22.ある方を見る、の意味」
「フリーマインドという生き方23.正しい宇宙へのオーダーの仕方」
「フリーマインドという生き方24.ブラック上等!」
この記事へのコメントはありません。