特別、何かこれをやる!という目的もなく会社を辞めたわたくし。何となくボディワークを習いたいとリフレクソロジーを学びにいくのです。そして、流れからボディセラピストになっていくのです…。
会社を辞めたときの不安
まあ、そんなにすぐにお客様がつくわけもなく、もちろんブログなんてない時代ですので、集客といえばビラ配り?な時代です。でも、そういう集客はしたくなかったのです。ビラ配ったり、ポスティングしたり…。
お客様はこない→お金は入らない→不安になる、という魔の負のループに入り込んだら大変です。そう、綱渡りの綱を意識して怖くなってしまう状態ですね。これに極力陥らないようにしたのです。
それでも半年もするとブログもSNSもない時代に、全国から、そして海外からもお客様が来てくれるようになっていたのです。何ででしょう?
お金を払って宣伝した?…いいえ。
誰かに紹介してもらった?…いいえ。
取材された?…いいえ。
そういう宣伝的なことは一切していないのです。あったのは手作りタグ打ちで作ったHP,それも怪しい黒バックのおよそセラピストっぽくないものでした。お金もさっぱりかけてませんでしたし。
わたくし、とにかく気をつけていたのは不安から動かない、ということだと申しましたでしょ。それは何故か…というお話の前に、お金の話を少ししましょう。
会社を辞めて一番不安になるのはお金の心配ではないでしょうか。わたくしも退職金はあったとはいえ、そんなものは日に日になくなっていきますし、昔の彼にも言われていたのですが、「あなたは贅沢でないとダメだろうね」って。
でも前提を変えるとどうにかなるものなのですよ。
わたくしがまずやったのは、必要最低限の収入源を確保する、ということでした。贅沢はしなくても、とりあえずその月の支払いが出来るだけの金額はキープ、その上でボディセラピストとしてのお仕事で稼ぐ、という状態を作りました。別に昔のように派手な服もいりませんし、スーツもいりません。
自分からどこかに出かけていかなければ、そんなにお金ってなくても平気なんですよ。これを以前と比べて、そういう生活ができない自分が惨めだ、とか誰かにどう思われるか、とか考えるから不安になったり、苦しくなったりするんでしょうね。
そんなに周りにどう思われるのかが気になるなら、会わなければいいんですよ。わたくしもわざわざ自分から元の同僚に会おうとも思いませんでしたし、自分を惨めだとはこれっぽっちも思っていなかったです。それよりも時間ができたわけでしょ。それを喜ぶことにしたのです。それまで1日5時間以上寝れることはなかったのですよ、15年間。最初の1ヶ月は飛び起きて「本当に寝てていいの?」と自分に確認してから寝るという日々でした。15年間、一度も寝起きにすっきりした、十分寝たと起きれたことはありませんでしたから。
初めて近所の代々木公園を歩きました。最初の夏を迎えた時、「夏ってこんなに暑かったんだ」とびっくりしたことを覚えています。そう、ずっと建物の中でクーラーでしたものね。自然の移り変わりなんて見てもいませんでしたもの。そういうものをおざなりにしてきてました。
花は咲いていて、空は青くって、風は心地よかった。
太陽は輝いていて、夕焼けは美しかった。そんなことを一つひとつ、取り戻していったのです。
平日の空いた映画館にも行けます。買い物も空いてます。そういう会社を辞めて得られたものを喜ぶようにしていたのです。
それもこれも…全て…、最低限の収入も確保していたのも、必要以上にないもの、出来てないことを見るのではなく、得たもの、出来ていることを見ようとしていたこと、不安から動かないようにしていること、それは全てある一つの目的のためだったのです。
それはなにか…
それは波動を整える、ためだったのです。
全ては波動から始まっている
例えば、お客様が途切れる、ということがあったときにわたくしが「お金がなくなったらどうしよう」「もう誰もお客様がこないんじゃないか」などと思っていたら、わたくしって何色な感じがしますか?
グレーとかドドメ色とか、そういう感じでしょ?
じゃあ、「まあ、これも宇宙がくれた休み時間で、この間に勉強しろってことかも」と思っているときは何色な感じですか?
そんなに暗い色ではないでしょう?
それを感じますでしょ?…そうなんです、人はそれを無意識に感じとるのですよ。そして、グレーとかドドメ色の人には近づかないようにします。だから、ますますお客様がこない、という状態になるのですよ。
ですから、この波動、つまり発している色を明るい色になるような感情を選ぶということをしているのです。
必要最低限のお金を確保しておけば、安心してますから波動は暗くなりませんでしょ?ないところや過去と比べる必要なんてないんですから、得たものをみるようにしてますと、何色な感じしますか?
お金の心配から、どこかに働きにいくか…と思っているわたくしは何色ですか?その色と同じような現実が起こることを、引き寄せの法則、というのですよ。
これが自分の持っている世界観です。
お金の不安、ない方に焦点を当てているということは「わたくしはずっとお金がないのかも」という世界観を採用しているのですね。そして、それは実現されてずっとお金がない状態になるのです。
だから、わたくしは「事の起こりがどこにあるのか」ということを常に大事にして意識しています。
不安からの行動か、幸せや喜び、愛からの行動か、これによって同じことを言ってもやっても結果がまるで変わってしまうのですよ。
例えば、同じ集客するのでも「集めないと!」と悲壮感でブログ記事を書くのと「これは本当にいいものだから、一人でも多くの人に伝わったら嬉しい」と思って書くのでは、一字一句同じ言葉を書いたとしても効果はまるでちがいます。
これ、以前配信していた2011年に作った『惹き寄せ女を作る21日間メールワーク』の初日、一番大事なことはこれ、というメールに書いていますが…。どれだけ大事なのか本当にわかっていらっしゃるでしょうか。
だから、わたくしは常に意識していたのは自分の波動を整える、ということだったのです。お金があろうがなかろうが、お客様が来ようが来まいがに関係なく、自分の発するものを整える、ということに意識を向けていたのです。
波動を整えると…
2月8月はお客様が少なくなるとは聞いていましたが、初めての夏、それこそ本当にぱったりとお客様からのご予約が入りません。もともと、そんなに多いわけではなかったのですが…。でもここで「こなかったらどうしよう」に目を向けたら、発している色=波動が激暗くなりますよね。
そこで「これは神様が勉強しに行けといってるのかも」という前提を採用しました。そこで友達の話にピンときたまつげパーマを習いにいくのです。この話は何度かブログにも書いていますが、まつ毛パーマを9月から正式メニューにした途端に新規のお客様が山のようにきて、10月なんてまつ毛パーマやさんになるのか?と思うくらいに人が来たんですよ。
でも、12月にはメニューから外したのです。普通はお客様来ますし、外すってことはないでしょ?でもね、わたくしは「まつ毛パーマやさん」になりたかったわけではないのです。
その、「本当はどうなりたいの?」という質問の答えに沿って、やめるという決断をしました。わたくしは「他にはいないボディセラピスト」になりたかったのです。だから、まつ毛パーマは基本メニューから外して、代わりに施術のオプションとして残したのです。
そうしましたらどうなったでしょう?
…施術のリピーターが増えたのです。
そのおかげで施術だけで安定収入を得ることができ、他の仕事をする必要がなくなったのですね。
波動を整える、ということはこんな効果があるのです。
この波動を整えるという意識を持つことがフリー・マインドでいるためにとてもとても重要なことなのですね。
次回はこの波動を整える、ということをもう少し詳しくお話しましょう。
(つづく)
「フリーマインドという生き方」
「フリーマインドという生き方2感情を感じてみる」
「フリーマインドという生き方3何を欲しているのか明確にする」
「フリーマインドという生き方4気楽さと覚悟を持つ」
「フリーマインドという生き方5不安をコントロールせよ」
「フリーマインドという生き方6一番大切なことは〇〇」
「フリーマインドという生き方7自分と社会と調和させる」
「フリーマインドという生き方8内面と外見を一致させる」
「フリーマインドという生き方9環境が合わないと思ったら…」
「フリーマンドという生き方10価値観の違う人といない」
「フリーマインドという生き方11 人との付き合い方」
「フリーマインドという生き方12「ちゃんと」をやめる」
「フリーマインドという生き方13直感を信じるために」
「フリーマインドという生き方14気軽さを持つこと」
「フリーマインドという生き方15妄想癖のある人たち」
「フリーマインドという生き方16自分を一番傷つけるのは…」
「フリーマインドという生き方17ちゃんとやる、とは…」
「フリーマインドという生き方18自分のオーダーを知る」
「フリーマインドという生き方19色々体験してみたらいい」
「フリーマインドという生き方20こうしなくちゃ、はやめる」
「フリーマインドという生き方21.思いつきでやってみる」
「フリーマインドという生き方22.ある方を見る、の意味」
「フリーマインドという生き方23.正しい宇宙へのオーダーの仕方」
「フリーマインドという生き方24.ブラック上等!」
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